OSSでも攻めるマイクロソフト、変態的js職人の力作、大きいお友達も注目した「WeDo 2.0」:NewsInsight 2016年1月の注目記事
2016年1月で最も@IT読者の心に刺さったニュースは……?
@ITでは、その時々の技術トレンドに沿った解説記事の他に、業界動向やちょっとした息抜き向けの話題をニュースとして紹介しています。ここではPVランキングを基に2016年1月の人気記事を振り返ってみましょう。
@IT NewsInsight PVトップ10(2016年1月)
1位はマイクロソフトが、統計解析向けのプログラミング言語「R」の実行環境「Microsoft R Server」をリリースした話題でした。
ここのところ、レッドハットとの提携を始め、オープンソースソフトウェアのエコシステムとの友好関係を築きつつある印象のマイクロソフトでは、このR Serverの無償提供だけでなく、GitHubを介して「Microsoft Computational Network Toolkit(CNTK)」や「Visual Studio Code」などを続々と公開しています。
2位には「JavaScriptもここまできたか」と思わせるOSエミュレータもどきの話題がランクインしました。実装がどのようになっているのかはリサーチできていませんが、Webブラウザで疑似的にウィンドウシステムを描画し、見かけ上違和感なく操作できる、いい意味ですてきな「ド変態」プログラムです。
5位にランクインした「WeDo 2.0」は、レゴが発表した子供向けのロボットプログラミングキットの話題です。レゴが従来提供してきた「Mindstorm」よりもさらに低い年齢層を対象にしているとあって、コードを書くのではなく、アイコンを組み合わせてプログラムを作成します。
WeDo 2.0は子供向けですが、もちろん、レゴが好きな“大きなお友達”も楽しめるでしょう。親子で試してみても良さそうですね。日本国内での販売は2016年4月1日に開始するとのことです。
この他、シスコシステムズが産業用ロボットメーカーであるファナックらと協業し、産業機器のIoT環境に本気でアプローチした話題や、AI技術のR&D組織にグーグルなどから大物エンジニアを招き入れて話題となったトヨタが、車両情報活用のために自社でデータセンターを構築する話題がランクインしています。
ランキング集計は2016年1月1〜26日のものです。
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