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別部門の管理データを最大限に生かすには? Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)でマーケティング業務はこうカイゼンする私たちの「脱・Excel」〜新人女子社員がやってみたクラウドBI(3)(1/3 ページ)

「まずはアップロードして当たりを付ければいいじゃない」――悩んでいた私に芹澤さんはこうアドバイスしてくれました。Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)を使ってみないとこの発想は出ないかもしれません。

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今回は……

 本シリーズでは、自社製品で業務カイゼンを実現した日本オラクルの新人女子社員たちの取り組みを紹介します。

 前々回、表計算ツールの使い過ぎが原因で過酷になっていた業務を改善する糸口を見つけた3人

 前回、あっというまにお客さまのIT資産管理のカイゼン点を発見したのに続いて、今回はマーケティング業務のカイゼンを行ってみましょう。


マーケティング業務はあれやこれやのデータを統合しないと始まらない

 こんにちは。日本オラクルでマーケティングを担当している新井です。第1回では、いろいろな困難で心が折れそうになっていましたが、いまではデータを掛け合わせていって新しい発見をすることが楽しくて仕方がありません。

 私たちマーケティング部門は、これからお客さまになってくれるかもしれない皆さまに有益な情報を紹介したり、あるいは営業部門を裏側から支えたりするのが仕事です。あるときはキャンペーンで、あるときはイベントやセミナーでと、さまざまなチームと一緒に業務を推進しています。

 ですから、私たちが課題としているのは、他の部門から提供される情報をいかに有益で実りのあるものにするか、その気付きを皆とどれくらい共有できるか、なのです。

 マーケティング活動は単独で完結するものでない分、他部門――特に営業部門とどれだけ連携して活動できるかがカギ。つまり、異なる部門が持つ情報をうまく活用できれば関係部門の皆にもいいことがありそうね。フォーマットが異なるシート同士をつないで集計する操作は、Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)が得意とするところなの。だから、新井さんの場合も、アップロードしてから当たりを付けていけばいいじゃない? 試しにやってみましょ!

 皆さんもぜひ、本記事を読みながらお手元にあるExcelシートで操作感を試してみてください。DVCSのトライアル申し込み手順はこちらでご確認いただけます。

他部門の複数のデータを取り込んで活用するには?

新井 営業部門が持っている営業パイプライン情報と、私たちマーケティング部門が持っているキャンペーン情報とでは、通常の業務で必要とされる情報が異なっているんです。だから、ツールのデザインも、入力項目も異なっていて当たり前なんですよね……。でも営業部門のデータと掛け合わせて私たちのデータを分析できれば、活動の成果・効果が可視化できるはずなんですけど、毎月、データを整理する下準備が大変で……。

芹澤 まぁまぁ。DVCSが使えるようになれば、もう苦労しなくて済むから……。試しにやってみようよ!

 ここでは、営業部門が登録している「Oracle Sales Cloud」の案件管理情報とマーケティング部門で実施したキャンペーンの結果を掛け合わせてみましょう。キャンペーンがどれだけ効果を出せているかを、「費用対効果」の視点で分析してみるの。今回使うデータは、いつも新井さんが集計している次の2つね。

  1. 営業パイプライン情報(営業部門が持つ売り上げ見込み情報)
  2. キャンペーン予算実績情報(マーケティング部門が持つキャンペーンなどの情報)

 前回同様、データをアップロードして分析します(アップロード方法はこちらを参照)。まずは案件ごとの製品や提案金額、受注見込み情報やリードの元となったキャンペーン情報などが含まれている「案件情報」をアップロードします。


案件情報をアップロード(以降、本稿の画像は本当の「生データ」なので、ちょっとぼかしています)

営業部門のデータから「パイプライン金額」で予算と実績をチェックしてみる

 まず、キャンペーン別の案件作成状況をランキングしてみたいと思います。

 まず貢献できているキャンペーンのトップ10を並べてみます。「パイプライン金額」は直近のキャンペーンから創出されたリードから案件化された提案金額を意味しています。キャンペーンのタイプごとに「提案中」や「案件化」といったステータスを示す項目「案件ステージ」を色で、「受注確度」をグラフの太さで表してみましょう。(グラフの操作は第2回を参照)。


キャンペーンタイプ(Y軸)の大きい順にパイプライン金額(X軸)を並べたところ。青がキャンペーンリードから「案件化」したもの。グラフの幅で「受注確度」が分かる

新井 こうやって全体を見ると「製品セミナー」が一番案件化されやすく、次に「インバウンド」「グローバルイベント」「外部イベント」が有効だと分かりました!

芹澤 実施した結果がどう成果に結びついているかが、簡単に見えるようになったでしょ? でも、これだけだと次につながらないから、今度は「効率よくマーケティングを実施するにはどうしたらいいか」を探ってみましょう。


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月22日

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