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別部門の管理データを最大限に生かすには? Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)でマーケティング業務はこうカイゼンする私たちの「脱・Excel」〜新人女子社員がやってみたクラウドBI(3)(2/3 ページ)

「まずはアップロードして当たりを付ければいいじゃない」――悩んでいた私に芹澤さんはこうアドバイスしてくれました。Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)を使ってみないとこの発想は出ないかもしれません。

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効率のよいキャンペーン施策はどれ?

 成果が出ていても「予算をオーバーした施策や計画と異なる低い実績だった」ということでは意味がありません。ここでは、マーケティング部門が持つキャンペーン予算の情報と、営業部門が持つ案件情報から売り上げ実績を比較してみましょう。

 2つのデータには「キャンペーンコード」が共通して付与されています。これをキーにしてOracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)上で結合すれば、ROIの高いキャンペーンが見つかるはずです。

 もう1つのデータである「マーケティング予算実績情報」をアップロードして、2つのデータを組み合わせて見てみます。


「キャンペーンプログラムコード」や「名前」が社内で共通していたため、自動で項目同士が結合されます

「キャンペーンタイプ」ごとに案件情報から「パイプライン実績」を選択し、2つ目にアップロードしたマーケティング費用対効果のデータから、「キャンペーンの目標計画金額」を並べて比較します

新井 1つでも共通する項目があれば、別シートの情報も簡単に比較できるんですね。

芹澤 アップロードしたデータをひも付けているだけだから、元の資料に影響しないし、グラフ表示までの操作がスムーズで便利なのよ。


製品セミナーはマーケティング部門が計画していた以上に営業部門に貢献していることが分かります

新井 こうしてみると「製品セミナー」では、パイプライン金額が計画を超えていますね。安定した実績を出しているのが分かりますね。それから、「エグゼクティブセミナー」は計画を大幅に上回っていて、さらに良い結果を出していることも見えてきました。

芹澤 そうだね。複数のシートを組み合わせて計算したり、グラフ化したりする必要がないから、使いやすいでしょ?

パイプライン金額が高く、ROIも良いキャンペーンはどれ?

 最後にキャンペーン別の「予算」と「実際のパイプライン」の比較を散布図で把握してみます。第2回で紹介したようにグラフを作成します(基本的な使い方は第2回を参照)。


作成した散布図(マーケティング予算:X軸、案件化された商談:Y軸、キャンペーンプログラムコード:カテゴリー、キャンペーンタイプ:色、ROI率:カテゴリーの円の大きさ)

新井 製品セミナーやエグゼクティブセミナーでROIの高いキャンペーンがある一方で、実行した予算に対してパイプライン化が非常に少ないキャンペーンもあるんですね。ROIの低い施策は改善の余地がありそうです! 早速会議で皆に共有してみます!


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月22日

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