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慣れてくると効く「数秒でピボットテーブルを作る」方法:新社会人の必須知識 「Excel ピボットテーブル」超入門(5)(3/4 ページ)
Excelを通じて、「ピボットテーブル」の基礎を学び、データ分析を実践するまでを習得する本連載。今回は、ピボットテーブルで実現する多様な視点で分析する方法を「実際の業務で普通に使えるようになる」までのテクニックを解説する。
レポートフィルターで絞り込み、「指定した担当者」や「商品分類」別に集計結果を把握する
続いて、グループ化した商品群を担当者別に集計したリスト(図8)を基に、「レポートフィルター」で指定した担当者あるいは分類した商品群のみを抽出する集計表を作成してみよう。
ここから、「ある担当者」の結果や傾向を把握するために「レポートフィルター」を使う。作業は簡単だ。ピボットテーブルのレイアウトセクション/「行」エリアに配置していた「担当」を、「フィルター」エリアに移せばよい(図9)。
「フィルター」エリアに項目を配置することで、担当者別に結果を抽出できるフィルター機能を追加できる(図10)。抽出は、「(すべて)」にある[▼]アイコンより行える(図11)。
「商品単位で抽出」する
分類した商品単位で抽出したい場合も、手順はほとんど同じだ。
ピボットテーブルのレイアウトセクションで、「フィルター」エリア配置していた「担当」を元の「行」エリアに戻し、代わりに「商品分類」を「フィルター」エリアに配置する(図12)。これで、「商品分類」別のフィルター機能を追加できる(図13)。
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