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「Visual Studio 2015」の最新アップデートが公開、ソース管理の生産性を高める新機能を追加:Gitでのソース管理をより簡略化
米マイクロソフトは、開発ツール「Visual Studio 2015」の最新アップデートを公開。ソース管理の生産性を高める新機能を追加した。
米マイクロソフトは2016年6月15日(米国時間)、開発ツール「Visual Studio 2015」の最新アップデートを公開。主にソース管理の生産性を高めるための新機能が追加された。
追加された主な機能は以下の通り。
- 選択した任意のホストにコードをプッシュできる「Publish」ボタンを新設
- Gitリポジトリの容量制限を解除
- 「Team Explorer」のChangesページ内における、コミットのワークフローを簡略化
- コミットメッセージを入力し、「Commit All」を選択すると、全ての変更のスナップショットを保存可能に
- ファイルのステージングとステージング解除をサポート。変更したファイルの特定のセットがコミットが可能に
- 相互運用機能により、コマンドラインでのGit操作とTeam Explorer上での作業内容を相互に反映
Visual Studio Platform担当プログラムマネジャーのアリソン・ブコルツァウ氏は、Visual Studioの公式ブログで、今回のアップデートの意図を次のように説明している。
「プロジェクトのソース管理は極めて重要なタスクだが、より簡略化する必要がある。今回追加した新機能は自由に拡張可能であり、各プロバイダーのニーズに合わせてカスタマイズできる。Gitはあらかじめサポートされており、Gitリポジトリの公開/ブランチや、コミットされていない変更/公開されていないコミットを監視できる」(ブコルツァウ氏)
なお、オープンソースソフトウェアの「AnkhSVN」に対するサポートは、次回のアップデートで実装される予定となっている。
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