HPE、100万円を切るSDSアプライアンスなど、中小規模向けストレージを2機種を発表:「HPE StoreVirtual 3200」と「HPE MSA 2042」
HPEが中小規模向けストレージ2製品を発表。99万円からのSDS製品「HPE StoreVirtual 3200」、100万円台からの800GBフラッシュ内蔵モデル「HPE MSA 2042」を投入する。
日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)は2016年8月25日、中小規模向けのスケーラブルストレージ「HPE StoreVirtual 3200 Storage(以下、StoreVirtual 3200)」とSAN(Storage Area Network)ストレージ「HPE MSA 2042 Storage(以下、MSA 2042)」を発表、同日より販売を開始した。
StoreVirtual 3200は、同社のSoftware Defined Storage(SDS)ファームウェア「HPE StoreVirtual」を搭載したスケーラブルストレージシステム。シンプロビジョニングやスマートクローンによる「コスト削減機能」、SSD自動階層化やワイドストライピングによる「高速化機能」、ネットワークRAIDやスナップショット、リモートコピーによる「データ保護機能」の各機能を備え、スケールアップとスケールアウトの両面での拡張を可能とする。
MSA 2042は、SAN型エントリーストレージの主力シリーズ「HPE MSA」の新ラインアップとして、800GBのフラッシュを搭載したハイブリッドモデル。SSD自動階層化、データ保護機能、SSDリードキャッシュ機能などを搭載し、データベースなどのアプリケーション高速化を図るワークロードに適合できる。
価格は、StoreVirtual 3200が99万円(税別、以下同)から。MSA 2042が158万6000円から。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ハイパーコンバージドインフラ製品は、結局どこに価値があるのか
ハイパーコンバージドインフラを解説する連載の第1回として、この種の製品が結局のところ何を目指しているのか、どこに価値があるのかを解説する。 - 「SDS=ソフトウエアストレージ」では残念な理由
ソフトウエアストレージを販売するベンダーは全て、自社製品を「Software Defined Storage」と呼ぶようになった。「それでいいではないか」という人もいるだろうが、逆に混乱を生む可能性が高まっている。 - 第1回 Software Defined Storageとは何か
ストレージの世界における重要な動きについて、その文脈を解説する新連載、「『攻めのIT』時代のストレージの基礎知識」。その第1回として、「Software Defined Storageとは何か」をお送りする。 - IBM、価格を抑えたミッドレンジ/エントリー向けオールフラッシュストレージを発表
IBMは、エンタープライズクラスの可用性や機能を提供するエントリーレベルとミッドレンジのオールフラッシュストレージ「Storwize V5030F」と「Storwize V7000F」を発表した。