連載
ストレージなんて見たことがない――基礎から学びたい人の「ブロックストレージ」超入門:AWSで学ぶクラウド時代のサーバ&ストレージ基礎知識(2)(1/4 ページ)
これまであまり物理的なサーバとストレージに触れてこなかった方を対象に、AWSを用いてサーバとストレージの基礎知識を解説する連載。第2回は、Amazon EC2向けのストレージサービス「Amazon EBS」を詳しく解説する。
本連載は全7回を予定しています。各回は下記のテーマで基礎知識を解説し、テーマに関連するAWSのサービスを紹介します。
- 第1回:サーバ
- 第2回:ブロックストレージ
- 第3回:仮想化
- 第4回:サーバ運用に必要な技術
- 第5回:ファイルストレージ
- 第6回:オブジェクトストレージ
- 第7回:ストレージのデータ保護
連載2回目となる今回は、第1回で解説した「Amazon Elastic Compute Cloud」(以下、Amazon EC2)向けのストレージサービス「Amazon Elastic Block Store」(以下、Amazon EBS)を詳しく解説します。
Amazon EBSは「ブロックストレージ」と呼ばれるストレージの形態です。まずは、ブロックストレージとは何かと、オンプレミスのブロックストレージのアーキテクチャや機能を説明します。Amazon EBSをより深く理解できると考えていますので、ぜひ最後までお読みください。本稿で読者の皆さんがブロックストレージの基礎知識をしっかりと身に付け、その知識をビジネスシーンや技術選択に生かせるようになることを期待しています。
そもそも「ブロックストレージ」って何?
近年、データストレージは多くの企業や組織のITシステムに不可欠な要素となっています。ブロックストレージは、データを固定サイズのブロックとして保存することで、効率的なストレージ管理と高速なデータアクセスを可能にします。この技術は物理的なストレージ装置からクラウド環境まで、幅広く応用されています。
最初に、ブロックストレージはどういうものかを解説していきます。
ブロックストレージの仕組み
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