ニュース
富士通とマイクロソフト、「グローバルコミュニケーション基盤」の導入促進で連携強化:富士通グループ16万人への導入ノウハウを活用
富士通と日本マイクロソフトが、従業員/オフィスのワークスタイル変革を実現するグローバルコミュニケーション基盤の導入促進に向けて連携を強化する。
富士通と日本マイクロソフトは2016年9月1日、従業員のワークスタイル変革を実現するための「グローバルコミュニケーション基盤」の導入促進に向けて連携を強化すると発表した。富士通グループの従業員約16万人へ「Office 365」などを導入した知見やノウハウをベースに、顧客のワークスタイル変革の実現を両社が連携して支援する。
富士通は、自社のグローバルコミュニケーション基盤を「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(以下、MetaArc)」と、マイクロソフトの「Office 365」およびクラウド認証基盤「Azure Active Directory Premium(以下、Azure ADP)」を連携させ、従来のプライベートクラウド環境からパブリッククラウド/マルチクラウド環境への移行を進めている。グローバル約16万人の従業員に向け、2017年3月の運用開始を予定する。
両社は、このMetaArc、Office 365、Azure ADPを連携させたグローバルコミュニケーション基盤の導入促進で協業し、検証プロセスのチェックプログラム「デジタルトランスフォーメーション コネクト プログラム」などを提供する。2018年までに日本およびグローバル市場で年間500億円規模までビジネスを拡大させたいとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 富士通のクラウドサービスは海外勢と渡り合えるか
2015年12月に新たなクラウドサービス「K5」の提供を開始した富士通。2016年4月からはグローバル展開にも注力する構えだ。同市場で先行するアマゾンやマイクロソフトなどの海外勢と果たして渡り合っていけるのだろうか。 - オラクルと富士通、クラウドで提携──富士通の国内DCからOracle Cloudを提供
オラクルと富士通がクラウドサービスで戦略的提携を行う。富士通の国内データセンター+K5でOracle Cloudを提供し、K5でもOracle Databaseを使えるようにする。 - 富士通の新クラウドサービス「K5」はOpenStackベース、だがそれだけではない
富士通は2015年11月10日、クラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」に関連して、ヴイエムウェアとの協業を発表した。K5はOpenStackベースだったはずなのに、VMware vSphereを活用していくというように読める。なぜなのだろうか。 - ドキュメントの安全性とモビリティを両立するには――Azure RMS Premiumで実現する安全な情報共有
クラウド/モバイル時代における重要課題の一つが、ドキュメントのセキュリティだ。適切なユーザーに、適切な権限を与えてドキュメントを利用させるにはどうすればよいのだろうか。日本マイクロソフトのテクノロジースペシャリストである須澤英彰氏に、モバイル時代のドキュメントの安全性を担保するための方法を伺った。