ニュース
アーズ、IoT対応の小型データサーバ「L-One」を発売:手元のセンサーを全てIoT化
アーズが、IoT向けのデータサーバ「L-One Basic」と「L-One Pro」を発売。手持ちのセンサーをIoT化し、一元管理できる機能を提供する。
センサーネットワークやIoT(Internet of Things)システムの開発を手掛けるアーズは2016年9月27日、手持ちのセンサーやデバイスをIoT対応とするデータサーバ「L-One」を発表。2016年10月20日に発売する。
L-Oneは、データベース、FTPサーバ機能、アラーム機能、リアルタイムダッシュボード表示機能などを備えたWeb管理ツールを搭載し、各種センサーやデバイスと接続して、ロギング/表示/解析/検索などの管理機能を集約した環境を実現する。
これまでは個々のセンサーに対し、センサー個別の管理アプリやシステムが必要だったが、L-Oneを導入することで、分離されていたシステムを1つにまとめ、データの流れを集約できるようになる。
ラインアップは、センサーを30個登録でき、有線LAN×1、USB×2を備える「L-One Basic」と、センサーを50個登録でき、有線LAN×1、USB×2、RS-232C×1、RS-485×1、外部ストレージへのデータアップロード機能などを備える「L-One Pro」の2モデルを用意。Basicは1秒ごと、Proは0.5秒ごとにセンサーからデータを取得できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Raspberry Pi 3」で早速チェック──「IoTハードウェア」を準備する
ITエンジニアに向け、「ビジネスに貢献するIoT活用」の第一歩を踏み出す「今後のひらめき」を得てもらうための本連載。初回は、登場間もない「Raspberry Pi 3」を中心に、IoTハードウェアとWindows 10 IoT Coreを準備するまでを解説する。 - サーバールーム省エネ化事業で富士通と日本工営が協業――EMSサービスと設備運用ノウハウを組み合わせる
富士通と日本工営は2015年9月3日、国内企業向けのサーバールーム省エネ化事業における協業を発表した。富士通のクラウド型エネルギー管理サービスと日本工営が持つ建物設備関連ノウハウを組み合わせて、サーバールーム省エネ化のためのコンサルティングや各種設備の運用・工事などのサービスを提供していくという。 - 第4回 Windows IoTで温度などのアナログデータを計測する
今回はセンサー出力をアナログデータとして取り込む例を紹介。ただしRaspberry Pi 2 Model BにはA/D変換機能がないので、I2C対応の温度センサーを使用する。 - 小型ボードコンピュータ
IoTでデータを収集したり、電子/機械工作などでセンサーやメカを制御するために利用できる小型ボードコンピュータの一覧をまとめておく。