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「Azure DocumentDB」のクライアントSDKが機能強化、「Python 3」をサポート.NET、Java、Node.js対応SDKも強化

マイクロソフトがNoSQLデータベースサービス「Azure DocumentDB」の主要クライアントSDKを刷新。DocumentDB Python SDKでは、「Python 3.x」をサポートした。

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 米マイクロソフトは2016年10月5日(米国時間)、NoSQLデータベースサービス「Azure DocumentDB」の各クライアントSDK(Software Development Kit)をアップデートしたと発表した。

 最も大きな改良が加えられた「Python SDK」では、Python 3対応、接続プーリング、一貫性の強化、パーティション分割コレクションでのTopとOrder Byのサポートを実現した。

photo 「Azure DocumentDB」の紹介サイト

 各クライアントSDKの主な変更点は以下の通り。

DocumentDB Python SDK 2.0.0

 前述の通り、DocumentDB Python SDK 2.0.0でPython 3(3.3、3.4、3.5)に対応した。また、リクエストごとに新しい接続を作成するのではなく、同じホストへの呼び出しは同じセッションに追加する「接続プーリング」機能が追加された。

 この他、クロスパーティションクエリでTopとOrder Byがサポートされた。これにより、複数のパーティションからクエリ結果の先頭の指定した件数を取り出し、指定したプロパティに基づいてそれらを並べ替えることが可能になる。

DocumentDB .NET SDK 1.10.0

 DocumentDB .NET SDK 1.10.0では、パーティション分割コレクションの高速化につながる直接接続をサポートし、一貫性レベル「Bounded Staleness」でのパフォーマンスを向上させた。この他、述語変換時にStringEnumConverter、IsoDateTimeConverter、UnixDateTimeConverterで、C#の統合言語クエリである「LINQ(Language INtegrated Query)」も使えるようにした。

DocumentDB Java SDK 1.9.0、DocumentDB Node.js SDK 1.10.0

 DocumentDB Java SDK 1.9.0とDocumentDB Node.js SDK 1.10.0では、それぞれTopとOrder Byのサポートに変更が加えられ、コレクション内の複数パーティションに対するクエリが含まれるようになった。

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