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マイクロソフト、「コルタナ搭載デバイス開発」を支援する開発者向けキットを発表「Cortana Skills Kit」「Cortana Devices SDK」

マイクロソフトが、コルタナ搭載デバイスや機能の開発を支援する開発者向けキット「Cortana Skills Kit」と「Cortana Devices SDK」を公開する。PCやスマートデバイスだけでなく、家庭用デバイスやコネクテッドカーなどへの実装も可能となる。

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 米マイクロソフトは2016年12月13日(米国時間)、同社のAI(Artificial Intelligence:人工知能)搭載パーソナルアシスタント「コルタナ(Cortana)」を用いた機能やデバイスの開発を支援する開発者向けキット「Cortana Skills Kit」「Cortana Devices SDK」を2017年早期に一般公開すると発表した。

photo 「Cortana Skills Kit」について

 開発者はCortana Skills Kitにより、コルタナのAPI(Application Programming Interface)を活用した新機能(Cortana Skills)を開発でき、自身の開発したアプリケーションやWebツールなどに組み込める。Cortana Skillsは既存コードを基にした開発も容易とし、Windows 10、Android、iOS、Cortana Devices SDKベースのスタンドアロンデバイスなど、マルチプラットフォームでのアプリケーション開発に対応できる。

 Cortana Devices SDKでは、自社ないし、OEM(Original Equipment Manufacturer:相手先ブランド製造メーカー)やODM(Original Design Manufacturer:相手先ブランド設計/製造メーカー)が、コルタナの技術を用いた家庭向け/車載向けの新世代スマートパーソナルデバイスを開発できるようにするSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)となる。

Cortana Skills Kit

 Cortana Skills Kitでは、開発者が「Microsoft Bot Framework」で作成したオリジナルのボットを、コルタナの“新しいスキル(機能)”として公開できる。自身が開発したWebサービスをCortana Skillsとして統合したり、Amazon.comの音声アシスタント「Alexa」で用いられる「Alexaスキル」のコードを転用して、Cortana Skillsを開発したりすることもできる。

 Cortana Skills Kitは2017年2月にパブリックプレビューが公開される予定。2016年12月現在、プライベートプレビューを一部の企業に提供している。最新情報の入手やプレビューの利用を希望する開発者は、Cortana Skills KitのWebサイトから申し込める。

Cortana Devices SDK

 マイクロソフトは、コルタナの音声対応機能やAI機能をマルチプラットフォームで利用できるように、Windows 10、Xbox、Android、iOSの各デバイスで動作するアプリケーション開発のための体制を整えている。2016年12月、「Raspberry Pi」などのIoT(Internet of Things)対応デバイスで使われる「Windows 10 IoT Core」のCreators Updateでコルタナをサポートすることも発表済みだ。

 今回リリースされるCortana Devices SDKにより、開発者やOEM/ODMはマルチプラットフォーム対応のコルタナ搭載のスマートデバイスを容易に開発できるようになる。マイクロソフトは幅広い業種やコンシューマー向けハードウェア分野、コネクテッドカー分野のパートナーと協力を進めており、多様性を考慮したクロスプラットフォーム設計としたことを特徴に挙げる。

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Harman Kardon + Cortana: Premium Audio Meets Personal Assistant(YouTube:Windows ch)

 Cortana Devices SDKも、2016年12月現在はプライベートプレビュー段階で、2017年には一般リリースする予定。プレビューの早期利用を希望するOEM/ODM向けの申し込みフォームも用意される。

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