マイクロソフト、「Office 365 ProPlus」の改訂版デプロイガイドを公開:IT管理者向けの導入/運用手順書
マイクロソフトがIT管理者向け「Office 365 ProPlus」デプロイガイドの改訂版「Preferred Practices for Office 365 ProPlus Deployment」を公開。「評価」「展開計画」「デプロイ)」「管理」の手順を確認できる。
米マイクロソフトは2016年12月19日(米国時間)、IT管理者向けの「Office 365 ProPlus」デプロイガイド「Preferred Practices for Office 365 ProPlus Deployment」を無償公開した。
Office 365 ProPlusの導入においては、「Assess(評価)」「Plan(展開計画)」「Deploy(デプロイ)」「Manage(管理)」の設計を正しく定めることが重要とし、同ガイドでは、Office 365の企業導入における以下の実践的ガイダンスやシナリオを提供する。
- アプリケーション利用の現状調査に関する推奨ガイダンス
- 望ましいデプロイシナリオとプラクティス
- チャネル管理における推奨アプローチ
- ライセンシングと利用のレポート機能
Assess(評価)
このセクションでは、導入計画を作成するまでの前提となる、主要インフラコンポーネントとアプリケーション互換性を調査する方法と、現環境と比べた改善ポイントを正しく理解するためのツールや方法が紹介される。
Plan(展開計画)
展開計画はOffice 365 ProPlusへの移行における重要なステップと定義される。このセクションで、評価フェーズの結果を基に、移行の制約と目標を理解した上での展開計画を作成する方法を理解できる。
Deploy(デプロイ)
Office 365を従業員に提供するに当たり、Office 365 ProPlusでは「Enterprise Managed」「Locally Managed」「Cloud Managed」という3つの特徴的なオプションを利用できる。これらを有効に活用した具体的なデプロイ方法を参照できる。
Manage(管理)
このセクションでは、「デプロイシナリオ」「パッチ管理」「チャネル更新」「継続的な管理とメンテナンス」の具体的な手法が解説される。
Preferred Practices for Office 365 ProPlus Deploymentは、新機能が提供された場合の他、顧客/パートナー/同社の専門家などからのフィードバックを踏まえて、以後継続的に更新、改訂していくという。
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