富士通、アプリケーションフレームワーク「INTARFRM」の最新版をリリース CI支援機能を実装:ビルド、デプロイ、テストの自動化を実現
富士通は、システム開発を支援するアプリケーションフレームワークの最新版「INTARFRM Professional Edition V16」をリリース。CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)支援機能を新たに実装し、アプリケーションのビルドやデプロイ、テストの自動化を実現する。
富士通は2017年2月8日、システム開発を支援するアプリケーションフレームワークの最新版「INTARFRM Professional Edition V16(以下、INTARFRM V16)」の販売を開始したと発表した。
INTARFRMは、設計支援機能、開発支援機能、実行機能、保守支援機能を持つソフトウェアライフサイクル管理ソフトウェア。最新版のINTARFRM V16では、各種CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)ツールの設定やスケジュール、実行、実行結果の確認を管理する「CI支援機能」を新たに実装。CIツールで自動的に実行させるテストのテストスクリプトを、リポジトリの設計情報を参照しながら作成できるようになった。リポジトリで管理可能な設計情報も従来の2倍に増強され、画面遷移図や画面レイアウト、テーブル関連図なども新たに管理できるようになった。
この他、設計情報の入力やプログラムを自動生成する設計ツールをWebアプリケーション化。これまで必要だったPCへのソフトウェアインストールを不要とし、Webブラウザのみで設計ツールを利用できるように改良されている。
INTARFRM V16は、用途別に「設計支援機能」「開発支援機能」「実行機能」の3種類が用意され、設計支援機能版にはCI支援機能を追加した構成も用意する。販売価格は、CI支援機能を備えた設計支援機能版が15万円(税別、以下同)、通常の設計支援機能版が10万円から、開発支援機能版は10万円、実行機能版が30万円から。ライセンス形態は、設計支援機能版が1ユーザー単位、開発支援機能版が開発PC 1台単位、実行機能版がプロセッサ1つ単位となる。
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