概念データモデル設計における「スーパタイプ」「サブタイプ」とは:「データベーススペシャリスト試験」戦略的学習のススメ(6)(2/3 ページ)
あの“津崎さん”も保有する難関資格「データベーススペシャリスト」。本企画では、データベーススペシャリスト試験 午前/午後試験対策のための「基礎知識」を抜粋してお届けします。今回は、「概念データモデル設計の基礎」を解説します。
解答は以下の通りです。
問題文中の記述を一つ一つ理解し、順に図に反映させていけば、おのずと上記の正解を導けます。「親と子の関係が循環しない」旨の記述など、わざと表現を解りづらくしている箇所もありますが(午後問題の特徴です)、解答は至ってシンプルなので「このような表現がくればこのように描く」とメモを作っていけば、徐々に正解率は上がります。
午後演習(2)本文からの概念モデル・論理モデル設計
本テーマの最終目的は、E-R図の穴埋めと、関係スキーマの構築ができるようになる、以下のような午後問題が解けるようになることです。学習を始めたばかりであれば解けなくても結構ですので、「最終的にはこのような問題が解ければよいのか」とイメージを掴んでいただければと思います。先に設問と図2、3を確認した後、本文を読みながら関係スキーマを構築してみて下さい。
部品の在庫管理業務及び部品調達業務に関する次の記述を読んで、設問1〜3に答えよ。(筆者注:以下略)
〔在庫管理業務〕
Y社の在庫管理業務の概要は、次のとおりである。
1.部品
部品には、主要部品と補充部品がある。主要部品は、棚板、支柱材、はり材などであり、補充部品は、安価で入手しやすい樹脂製キャップ、ネジ、座金などである。部品は、部品番号によって一意に識別される。当該部品が主要部品であるか、補充部品であるかは、主要補充区分によって識別される。製品が決まると、その製品を構成する主要部品とその所要数量が決まる。この関係は、製品・主要部品構成表で管理される。(筆者注:中略)
4.業務内容
在庫管理業務の業務フローを図1に示す。
(1)出庫業務
出庫業務は、主要部品出庫指示、補充部品出庫指示、出庫の三つの業務機能からなる。出庫業務のやり方は、主要部品と補充部品によって異なる。
主要部品出庫指示は、主要部品について生産管理室が資材室に対して各生産ラインへの出庫指示を行うものである。出庫指示における出庫数量は、製品・主要部品構成表を用いて、生産する製品の構成部品の所要数量から算出している。
補充部品出庫指示は、補充部品について生産班から資材室に対して出庫要求を行うものである。出庫要求は、各生産ラインにある補充部品の数量が残りわずかになった時点で、各生産班の判断で行われる。(筆者注:以下略)
設問1 在庫管理業務のデータ設計について、(1)、(2)に答えよ。
(1) 図2中の[a]〜[c]に入れる適切なエンティティタイプ名を答えよ。
(2) (1)で答えた[a]〜[c]に該当するエンティティタイプの属性名をすべて答え、主キー及び外部キーを示せ。
(H18春DB午後II問2設問1(1)(2))
*解答は次のページへ
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