概念データモデル設計における「スーパタイプ」「サブタイプ」とは:「データベーススペシャリスト試験」戦略的学習のススメ(6)(3/3 ページ)
あの“津崎さん”も保有する難関資格「データベーススペシャリスト」。本企画では、データベーススペシャリスト試験 午前/午後試験対策のための「基礎知識」を抜粋してお届けします。今回は、「概念データモデル設計の基礎」を解説します。
解答は以下の通りです。
(1) | a:製品・主要部品構成表 b:主要部品出庫指示c:補充部品出庫指示 |
---|---|
(2) | a:製品番号、部品番号、所要数量 b:出庫指示番号、生産指示番号、生産指示明細番号 c:出庫指示番号、部品番号、出庫要求数量 |
本文が長いため、内容を理解するだけでも大変ですが、問題演習を繰り返すうちにやがて慣れていきます。そして「本文中にどのような記載があれば、どのようなE-R図になるのか」についてもわかってくれば、設問を解けるようになります。
書籍「ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版]」の中では、これらの問題の集中演習を行いますので、過去問題と解説はなるべく多く用意しておいて下さい。
以下に平成16年以降、午後IIに出題されたスーパタイプ・サブタイプの問題を易しい順に並べています。概要も記述しているので、自信のある方はチャレンジしてみましょう。
本試験過去問題による類題演習 | |
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□H18 午後II問2 設問2(1)(2) | 本文から業務要件を読み取り、E-R 図の穴埋めと関係スキーマ記述を行う。 |
□H17 午後II問2 設問(1) | 本文から業務要件を読み取り、E-R図を追記する。 |
□H20 午後II問2 設問1 | 設問1 についての記述箇所を本文から見つけ、E-R 図の穴埋め、リレーションの追記を行う。(先に設問を読んでから本文を読み進めつつ、設問を解きましょう) |
□H19 午後II問2 設問(1)(2)(3) | ほぼ何もない状態から、E-R 図、関係スキーマの記述に加え、オプショナリティとその詳細まで記述。午後IIでは、最終的にこのレベルの問題に発展する。(解答できなくでも、解答を見ながら納得するだけで学習効果あり) |
□H16 午後II問2 設問1〜3 | スーパタイプ・サブタイプに特化した問題。最終的に、サブタイプに分けた理由まで説明する。 |
制約条件を伴う表現
次の問題のように、E-R図に制約条件が記載される場合もあります。
解答 演習5-1 イ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
このタイプの出題は、やや難易度が高めです。優れたモデリング能力と業務知識がなければ即答できません。しかし、問題の種類が少ないので、ここは解答を覚えてしまいましょう。
一度、本気で問題に取り組んだ後、解答について納得することができれば、おのずと解答も暗記できているはずです。
本試験過去問題による類題演習 | |
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□H24 午前II問3 | 階層的な概念データモデルを実装するとき、適切な関係スキーマ |
□H27 午前II問2 | 会計取引の勘定科目“ 現金”の残高を導出するSQL 文 |
□H26 午前II問2 | 概念データモデル(商品・倉庫)に関する記述 |
□H25 午前II問1 | 概念データモデル(在庫取引)に関する記述 |
解答 Point check イ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
書籍紹介
ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]
具志堅融、河科湊著
秀和システム 1,500円
データベーススペシャリスト試験は同じパターンの出題が多いため、過去問をたくさん解くことが合格の早道です。しかし、難易度の高い過去問を解くには、勉強が必要であり、多くの時間と労力を必要とします。本書は、プロの講師が推奨する、テキストを少し読み→該当する過去問を解き→理解を深めるというアジャイル的学習法で、驚くほど短時間で合格するツボとコツを解説します。"すき間時間"を活用して効果的な学習ができます!
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