キヤノンITソリューションズ、汎用データフォーマット変換ツールの最新版「EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1」をリリース:テーブル変換設定時間を約3分の1に短縮可能
キヤノンITソリューションズがデータフォーマット変換ツールの「EDI-Master TRAN for ANYs」の新バージョンを発表。変換操作をあらかじめ設定する機能を備え、直感的に操作できるよう、ユーザーインタフェースを刷新した。
キヤノンITソリューションズは2017年3月6日、汎用データフォーマット変換ツール「EDI-Master TRAN for ANYs」の最新版「EDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1」を発表。2017年4月3日に発売する。
EDI-Master TRAN for ANYsは、CSVなどのテキスト形式や、Microsoft Access、SQL Server、Oracle Database、MySQLなどのデータベースのデータ変換や連携を支援するソフトウェア。企業間で交換されるEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)データを社内システムに連携させるためのフォーマット変換や、社内外の異なるシステムやアプリケーション間のデータ連携を実現する。フォーマット変換に加え、文字コード(エンコーディング)の変換や、「1101」を「2017/11/1」に変える属性変換、8桁の商品コードにゼロ埋めして12桁に変換するなどの書式設定、数値の丸め、「和暦から西暦への変換」や「変換実行日を取得してデータに反映」といった特殊処理などの機能を備える。複数ファイルの同時変換や、1つのファイルを複数のファイルに分割することなども可能である。
新バージョンのEDI-Master TRAN for ANYs Ver.4.1では、変換操作をあらかじめ設定する機能を備え、データ変換の効率を高めた。入出力ファイルレイアウトのテンプレートを作成できる「新規作成ウィザード」機能を備え、データ変換テンプレートを効率よく作成できるようになった。
この他、項目名、バイト数、属性の3項目について、Microsoft Excelであらかじめ作成しておいた入出力ファイルレイアウト資料を参照可能とすることで作業を簡略化できる「外部データ貼り付け」、複数の入出力項目をマッピングする「一括マッピング」、階層の異なるレイアウト間の変換定義をドラグ&ドロップで設定できる「ループマッピング」も新たに備え、これらの機能を直感的に操作できるようユーザーインタフェースも刷新した。前バージョンと比べ、変換設定に要する時間を最大で3分の1に短縮できるとしている。
価格は30万円(税別、以下同)、年間保守サービスパックも4万5000円/年で提供する。
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