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ベルシステム24、LINEを使う顧客対応システムへWatson搭載の新ソリューション「BellCloud AI for SNS」を追加:質問内容に応じて、対応をAIか人かを自動切り替え
ベルシステム24は、LINEを使う顧客対応システム「LINE カスタマーコネクト」に、IBM Watsonを搭載した新ソリューション「BellCloud AI for SNS」を追加。顧客の質問内容に応じて、AIか人によるチャットかを自動的に切り替える機能を備える。
ベルシステム24は2017年4月14日、LINEを使う顧客対応システム「LINE カスタマーコネクト」にIBM Watsonを搭載した新ソリューション「BellCloud AI for SNS」を追加すると発表。2017年4月に提供を開始する。
LINE カスタマーコネクトは、LINEを利用した顧客対応システム。BellCloud AI for SNSは、IBMの「IBM Watson」の機能を利用し、LINE カスタマーコネクト上での問い合わせに対して、内容に応じてAI(Artificial Intelligence:人工知能)による自動チャットか、人によるチャットかを自動的に切り替える機能をLINE カスタマーコネクトへ追加できる。
既存の顧客サービスにも対応をAIか人かを切り替えられるものは存在するが、顧客がどちらかを選択する必要があった。BellCloud AI for SNSでは、AIでの自動回答が困難だった問い合わせの場合に、自動で人による対応へ切り替える。顧客サービスの利便性向上とともに、人的リソースの削減にも寄与できるという。
BellCloud AI for SNSの価格は、初期導入費用が80万円(税別、以下同)から。運用費用は65万円/月(LINEカスタマーコネクト費用は除く)から。
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