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【 top 】コマンド――実行中のプロセスをリアルタイムで表示するLinux基本コマンドTips(123)

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、実行中のプロセスの情報をリアルタイムで表示する「top」コマンドです。

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 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、実行中のプロセスの情報をリアルタイムで表示する「top」コマンドです。

topコマンドとは?

 「top」は現在実行中のプロセスをCPU利用率が高い順に表示します。表示はリアルタイムで更新されていき、「q」を入力すると終了します。



topコマンドの書式

top [オプション]

※[ ]は省略可能な引数を示しています





topの主なオプション

短いオプション 意味
-d 間隔 更新する間隔を「ss.tt秒」で指定する
-n 回数 表示を繰り返す回数を指定する
-b バッチモード。キー操作を受け付けず、「-n」で指定された回数または「CTRL+C」などで強制終了(kill)されるまで実行を続ける。topの結果をファイルに保存する際などに役立つ
-s セキュアモードで動作(起動中に「d」などを受け付けなくなる)
-U ユーザー, -u ユーザー 監視するユーザーを名前またはIDで指定
-p プロセスID 監視するプロセスIDを指定。「-p 番号 -p 番号」または「-p 番号, 番号」のように複数指定できる(空白は省略可能)
-c COMMAND欄(右端)を、プログラム名の表示とコマンドラインの表示のどちらにするか切り替える(起動後は「c」で切り替え)
-i 何も実行していないアイドルプロセスを表示するか、しないかを切り替える(起動後は「i」で切り替え)
-S 累積時間モード(起動後は「S」で切り替え)
-o 項目 出力の並べ替えに使用する項目(デフォルトはCPU使用率)を指定。指定できる項目名は「top -O」で確認 ※
-w 桁数 出力の幅

※例えば使用メモリ(物理メモリの占有率)が大きい順に表示したい場合、「top -o %MEM」とする。




実行中のプロセスをリアルタイムで表示する

 「top」を実行すると、現在実行中のプロセスを表示します(画面1)。表示する件数は端末(terminal)のサイズに依存します。

 CPU利用率(%CPU)が高い順に表示し、3秒ごとに表示内容を更新します。「q」を入力すると終了、「?」を入力するとヘルプ画面に切り替わります。

コマンド実行例

top画面1


画面1
画面1 topコマンドを実行したところ


表示する回数や間隔を指定する

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