連載
Excel オートフィルのこんな設定が役に立つの? お父さん:エクセル親子ゲームで学ぶ“コンピュータっぽい考え方”(1)(2/3 ページ)
本連載では、書籍『子どもの“プログラミング的思考”をグングン伸ばす本』の中から、Excelの機能を使って作ったゲーム(VBAではない)を通じて、「コンピュータがどう考えているのか」を学べる章を厳選して転載する。「Excelの機能を使う」こと自体も「プログラミング」に通じていることを体感してほしい。初回は、オートフィルが持つ「規則性」と「繰り返し」について。
ダイゴ君は、数字を入力したり、文字を入力したりしてどんな結果になるのかを何度も試してみました。
ダイゴ君が試してみた結果をまとめてみました。
- 数字のみの入力は同じ数字がコピーされる。
- 数字の他に文字が含まれていると数字が増えていく。
- 文字は、ほとんどがコピーになるが、曜日のように異なる文字になる場合がある。
なかなか的確に理解しているね。ダイゴ。それでは、ひとつ一緒に試してみよう。好きなセルに『ダイゴ』と入力してごらん
褒められてまんざらでもないダイゴ君は、入力しながらお父さんに言いました。
オートフィルをすると、『ダイゴ』がいっぱい現れるよ、きっと。えっ、あれ?
ダイゴ君は最初驚き、次に笑ってしまいました。多くの『ダイゴ』という文字に混じって、時折ポツリと『お父さん』という文字が現れていたからです。
エクセルが壊れてしまった……訳ないね。でも、ときどきお父さんが現れるってどういうこと?
お父さんがダイゴ君のことを好きだから、その思いがエクセルに通じたんじゃないかなあ…
笑いながらお父さんはそう言いました。
んなわけないじゃん。うーん、でも『お父さん』は規則的に出現しているぞ。どうやら何か仕掛けがあるみたいだな
気取った口ぶりのダイゴ君にお父さんは深くうなずきながら言いました。
その通りだよ、ホームズ君、いやダイゴ君
さて、ヒントです。
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