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手軽に“Solidity”言語でスマートコントラクト開発、開発環境「Remix」ってどう使う?Ethereumではじめる“スマートコントラクト開発”(2)(2/3 ページ)

Ethereumでスマートコントラクトを開発する場合、何を準備して開発すればいいのだろうか。本稿では、コンパイラ兼統合開発環境である「Remix」をサンプルコードと一緒に紹介する。

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コンパイル・デプロイ

 Remixではボタン1つで簡単にソースコードのコンパイルとデプロイが可能です。今回は、Ethereumのノードを構築せずに、簡易的にRemixの仮想ノード(VM)上にコードをデプロイします。画面右側のコンパイル/デプロイ/テスト領域の「Run」タブで操作を行います(画面5)。デフォルト設定のまま、「Create」ボタンを押してみましょう。


画面5 コンパイル

 デプロイが完了すると、下図のようにコントラクトアドレスとファンクションが表示されます(画面6)。


画面6 デプロイ完了

テスト

 ファンクション「just_plus」のボタンを押下して、テストを実行してみましょう。テキストフィールドに半角数字を入力してボタンをクリックします。下図では「5」を入力したので、実行結果(uint256型の戻り値 _intNumber)が「5」になっています(画面7)。


画面7 テスト1

 続いて「3」を入力して実行すると、「5+3」で「8」が返って来ています(画面8)。


画面8 テスト2

 以上が、Remixを利用したコーディングとテストの一連の流れです。思っていたよりも簡単に開発を始められると感じたのではないでしょうか。では、続いて少し複雑なコードを書いてみましょう。今度は、2つのコントラクトを連携させて処理するケースを見てみます。

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