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シスコ、AIで障害やリスクを予測する「プレディクティブサービス」を発表 企業のIT活用を支援

シスコシステムズ(シスコ)が、AIを活用してITの障害やリスクを予測し、企業のIT運用・活用を支援する「プレディクティブ(予測)サービス」を発表。IT資産の管理や最適化に関するテクニカルサポートなどに加え、インシデント対応やIT人材の開発メニューも提供し、多角的に支援する。

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 シスコシステムズ(以下、シスコ)は2018年2月21日、AI(人工知能)を活用した「プレディクティブ(予測)サービス」を発表した。企業や組織のIT部門が本来の業務に集中できる環境づくりを支援するサービスとして提供を開始した。

 発表されたプレディクティブサービスは、「ビジネスクリティカルサービス(Cisco Business Critical Services)」と、「ハイバリューサービス(Cisco High-value Services)」の2種類を柱とする。これらを活用することで、IT障害の予測やリスク回避、運用コストの削減などを実現できると同時に、IT予算を技術革新や技術スキルのギャップを埋める人材育成・人材獲得に投資できるようになるとしている。

 ビジネスクリティカルサービスは、顧客のIT環境の最適化とセキュリティ強化を支援する。単なる最適化の枠を超えて、ネットワークに特化したコンサルティングチーム「シスコ アドバンスドサービス(AS)」のエキスパートによるアナリティクスや自動化、コンプライアンス、セキュリティなどの機能を提供。人的エラーを最小限にとどめる上で役に立ち、製品やソリューションから最大の価値を抽出して、高度なIT環境を実現する。

 例えば、セキュリティ支援では、自動化されたコンプライアンスチェックと自己修復機能、脅威防御のためのインシデント対応をはじめとする、同社のセキュリティポートフォリオを通じてリスクを削減するという。

 シスコによると、米IDCの「Business Value Study 2017」で、同サービスによりダウンタイムを74%削減、問題解決時間を41%短縮、運用コストを21%削減できる可能性が示唆されたとのこと。

 また、ハイバリューサービスはハードウェアやソフトウェア、ネットワーク環境などに関するテクニカルサービスを提供し、顧客のIT運用を強化する。シスコの製品サポートサービス、アナリティクス、オン・ボーディング、「シスコ テクニカルサービス(TS)Advantage」によるネットワークサポートなどにより、プロアクティブ(インシデントの予防措置)で規範的なサービスを提供する。

 具体的なサービスとしては、ビジネス目標の達成に向けたIT活用をエキスパートが支援する「アドバイザリ サービス」、ネットワークへの新しいテクノロジーの実装計画・検証・移行・統合をエキスパートが支援する「導入サービス」、ビジネスを促進するためのITインフラの効率化、パフォーマンス、可能性を最大限に高める「最適化サービス」、クラウドとオンプレミスでITやネットワーク資産の管理や最適化を支援する「マネージド サービス」、シスコのTAC(Technical Assistant Center)に在籍するエキスパートによる技術支援「テクニカル サービス」、そして、デジタル時代のビジネス変革を真に実現する人材を育成する「ラーニング サービス」などが用意されている。

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