AI活用のチャットツールを入居者向けアプリ「Roomio」に組み込み、Stroboが賃貸住宅管理を効率化:簡単な問い合わせに対してはAIが回答
Stroboはサイシードと業務提携し、Stroboが運営する賃貸住宅管理会社向けスマートホームプラットフォーム「Roomio」のオプション機能に、サイシードのAIを活用したチャットツール「AI Chat Supporter for 賃貸管理会社(仮)」を追加する。簡単な問い合わせにはAIが回答し、管理会社の業務効率化を図る。
Stroboは2018年4月26日、サイシードと賃貸住宅管理会社の業務効率化を目的としたソリューション提供に関する業務提携を締結したと発表した。Stroboが運営する賃貸住宅管理会社向けスマートホームプラットフォーム「Roomio」に、サイシードのAI(人工知能)を活用したチャットツール「AI Chat Supporter for 賃貸管理会社(仮)」を追加する。これにより、入居者からの問い合わせにより早く対応でき、管理会社の業務を効率化するとしている。
AI Chat Supporter for 賃貸管理会社(仮)は、「AI Chat Supporter」を賃貸住宅管理会社向けにカスタマイズしたもの。AI Chat Supporterは、LINEやFacebook、Webサイト、自社アプリなどに組み込み可能なチャットツールだ。簡単な問い合わせや既に作りこまれた質問に対してはAIが回答し、AIでは回答できないときはオペレーターに引き継ぐ。また、AIが問い合わせの回答候補を挙げて、オペレーターが回答を選択するといった半自動応答機能も備える。半自動応答によって蓄積した回答情報を基に、自動応答させることも可能だ。
Roomioは、管理会社と入居者の連絡機能を備えた入居者向けアプリで、トラブル時などに入居者から管理会社にチャットで問い合わせる機能を備えている。今回の提携により、StroboはRoomioのオプション機能としてAI Chat Supporter for 賃貸管理会社(仮)を提供する。これを利用すると、汎用的な質問をAIが回答するため、問い合わせへの対応時間を短縮できるという。
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