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Microsoft、「TypeScript 3.0」のリリース候補版を公開2018年7月中に正式版がリリース予定

Microsoftは、オープンソースプログラミング言語の次期バージョン「TypeScript 3.0」のリリース候補版(RC)を公開した。

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 Microsoftは2018年7月12日(米国時間)、オープンソースプログラミング言語の次期バージョン「TypeScript 3.0」のリリース候補版(RC)を公開したと発表した。

 TypeScript 3.0 RCは、NuGetあるいは以下のコマンドで、npmを使ってインストールできる。

npm install -g typescript@rc

 TypeScript 3.0 RCは、「Visual Studio 2017」(version 15.2以降)、「Visual Studio Code」「Sublime Text」でサポートされている。現在、「Visual Studio 2015」用のRCインストーラーは用意されていないが、今後、Visual Studio 2015ユーザーも利用できるようになるという。

 Microsoftは、TypeScript 3.0の主な特徴として以下を挙げている。

  • プロジェクト参照:TypeScriptプロジェクトが他のTypeScriptプロジェクトに依存できる(tsconfig.jsonファイルが他のtsconfig.jsonファイルを参照できる)
  • レストパラメーターとスプレッドエクスプレッションにおけるタプル:タプル型を持つレストパラメーターの個別パラメーターへの展開や、タプル型を持つスプレッドエクスプレッションの個別引数への展開、汎用レストパラメーターと対応するタプルへの型推論などができる
  • 豊富なタプル型
  • unknown型:anyと同様に任意の値を割り当てることができるが、anyと異なり、unknown型を持つ値のプロパティにはアクセスできず、それらの呼び出しや構成もできない。また、unknown型の値は、unknownまたはanyにのみ割り当てられる
  • Reactの「defaultProps」のサポート:Reactは新しい要素を作成する際、defaultPropsというプロパティを探し、省略された任意のPropsを埋める

 ロードマップによると、TypeScript 3.0は2018年7月中にリリースされ、同年8月に「TypeScript 3.1」がリリースされる予定。

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