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PayPayはセキュアなのか?セキュリティクラスタ まとめのまとめ 2018年12月版(1/3 ページ)

2018年12月のセキュリティクラスタは「ソフトバンクの回線障害」「PayPayのサービス開始」の他、ハッキング漫画「ne0;lation」が大きな話題となりました。

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ソフトバンクの障害、証明書の期限切れが原因だった

 2018年12月6日、ソフトバンクの携帯電話に大きな通信障害が発生して、地域にもよりましたが、日中ほぼ接続できませんでした。ソフトバンクだけでなくMVNOでソフトバンク回線を使用している事業者の携帯電話もつながりませんでした。さらに日本だけでなく、英国のO2やベトナムのMobiFoneなど海外の携帯電話企業でも同様の接続障害が発生しました。

 業務でソフトバンク回線を使用している企業には二次的な被害も発生しました。情報のやりとりができず、セールスドライバーの配達ができなかったり、二要素認証でSMSメッセージを受け取れなかったり、QRコードの読み取りができなかったりしたようです。携帯電話回線がつながらないことで業務に直接支障が出ることに気付いた方も多かったのではないでしょうか。

 この突然の障害の原因として、ファーウェイを疑う声もありました。ちょうどそのころ日本政府から使用しないよう通達が行われたファーウェイの機器をソフトバンクが多く使用していたからです。

 しかしながら、すぐにファーウェイは全く関係のなかったことが判明します。通信障害の原因はエリクソンの機器内にある電子証明書の期限切れだったというのです。2018年11月に話題となった「うんこボタン」の回収騒ぎと同じような原因だったことを指摘するツイートも多くありました。

 当日は断続的に回線がつながったこともありました。その際にソフトバンクからのんきなメッセージが届いたことを愚痴るツイートもありました。筆者のところにも届いていました。

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