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くさび文字で電子署名を書いてみよう!IT用語解説系マンガ:食べ超(159)(4/4 ページ)

公開鍵として南京鍵を渡されたときのエンジニアの顔です。※皆さんご存じかとは思いますが、本作はフィクションです。

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社長「電子署名というやつを入れてみたのだが」社長「マウスで書くの難しいね」私さん「これが通用する可能性は小数点以下第10億位までゼロでございますが」社長「これも電子署名になるって聞いたんだけど」私さん「書類の中で暴れる社長の3Dアニメ……」社長「もうこういうので良くない?」私さん「それはドングルキーですね」おばあちゃん「電子署名は身体言語でするものなのよ!」マルコフ君「へー」社長「どゆこと?」おばあちゃん「サインするときの全身の動きを記録するの。だから偽造が難しいわけ!社長「なるほど」おばあちゃん「常に同じ動作でサインできるように特訓よ!」電子署名って思ったより苦しい……薄れゆく意識の中で社長はそう思いました ハンコマン「電子署名には私どもの電子はんこをおすすめします!」社長「それって楽?」
はんこ……それは未来に受け継がれるべき人類の英知! 弊社のはんこは独自のアルゴリズムでフラクタル的にめっちゃ細かい印面を自動生成するので偽造不可能です! 私さん「えっでも紙……」社長「はんこはいいね!」荒木さん「いやいや紙……」荒木さん「正しい電子署名はですね。秘密鍵と公開鍵が……」ハンコマン「もちろんそういうタイプのもありますよ!」内部に専用プロセッサが入ってます。PCに差し込むだけで電子署名を生成! 普通のはんことしても使えるのがポイントです。自動おじぎ機能つき! ほう、おじぎが! 社長「分かったぞ。電子署名にはおじぎが足りない!!」ぺこり 電子署名はさておき書類の中でおじぎする社員が実装されました。 私さん「私も書類の中で暴れたい……」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)、「うなぎばか」(早川書房)など

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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