「Nintendo Switch」対応のゲームプログラミングアプリが2019年5月末に発売:初心者もコーディングを学べる
FUZE Technologiesは、「Nintendo Switch」対応のゲームプログラミングアプリ「FUZE4 Nintendo Switch」の発売日が5月31日に決まったと発表し、同アプリの技術デモ動画を公開した。
FUZE Technologiesは2019年3月21日(英国時間)、ゲーム機「Nintendo Switch」対応のゲームプログラミングアプリケーション「FUZE4 Nintendo Switch」の発売日が2019年5月31日に決まったと発表し、同アプリの技術デモ動画を公開した。
FUZE4 Nintendo Switchは、2017年6月の製品発表時には2018年第2四半期に発売予定とされていたが、その後、いったん発売を延期していた。FUZE Technologiesは、発売を再度延期し、2019年5月にずれ込んだことを「残念なニュース」としながらも、「今回のデモ動画で、われわれの特別なアプリの開発が順調に進んでいることをお知らせしたい」と述べている。
FUZE4 Nintendo Switchの開発は最終段階に入り、FUZE Technologiesはテストを進めるとともに、チュートリアルやヘルプコンテンツの充実を図っている。
FUZE4 Nintendo Switchの特徴は次の通り。
- 学びやすいテキストベースのプログラミング言語
- コーディング経験は不要/コーディングを学べる
- 独自のアプリや高速2D/3Dゲームを作成できる
- プログラムからJoy-Conセンサーとコントロールに直接アクセスできる
- ドックを使って自作ゲームをTVに映し、友人や家族とシェアできる
- プログラマブルシンセサイザー
- 付属するゲームグラフィックスとオーディオデータを使ったり、独自のデータを作成したりできる
- エクストラコンテンツパックがダウンロード配布される
- USBキーボードやFUZEタッチキーボード、Joy-Conを使ってコードを入力できる
今回公開された技術デモ動画には、FUZE4 Nintendo Switchで何ができるかを伝える豊富なデモクリップが含まれている。デモ動画のハイライトは、30人のピクセルアーティストや3Dモデルデザイナー、ミュージシャンが製作した豊富なゲーム用の部品(アセット)コレクションの紹介だ。FUZE4 Nintendo Switchの正式版には、1万以上のユニークな部品が盛り込まれることになっている。
FUZE Technologiesは、デモ動画の質の高さは、付属するゲーム部品を使って非常に高いレベルのアプリやゲームを作成できることを示していると述べている。さらに、ユーザーが独自のグラフィックスやオーディオを製作することもできるため、FUZE4 Nintendo Switchでは、無限の創造性が発揮されるとしている。
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