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5G向けコンテナ型セキュリティ製品「A10 Thunder CFW Container」を提供開始クラウドネイティブ基盤への移行を支援

A10ネットワークスは、5G対応セキュリティ製品「A10 Thunder CFW」のコンテナ版「A10 Thunder CFW Container」を提供開始する。サービスの負荷に応じて、コンテナをスケールアップしたり、スケールダウンしたりできる。

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 A10ネットワークスは2020年2月13日、「A10 Thunder CFW Container」の日本市場での提供を、同年3月までに開始すると発表した。これは、移動通信サービス事業者に向けた5G(第5世代移動通信システム)対応セキュリティ製品群「A10 Orion 5G Security Suite」の一つで、最大180Gbpsのスループットに対応したセキュリティ基盤「A10 Thunder CFW」(以下、Thunder CFW)のコンテナ版。

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A10ネットワークスのWebページから引用

5Gに向けたコンテナ型セキュリティ

 5Gのコアネットワークは、多様なサービスを迅速で低コストに提供するために、仮想化やマイクロサービスを活用して構築することが前提になっている。Thunder CFW Containerは、マイクロサービスに対応したコンテナ型セキュリティソリューション。通信事業者向けに、ハードウェアアプライアンスや仮想アプライアンス、ベアメタル製品として提供している既存のThunder CFWの機能や操作性を、そのままコンテナ化した。

 最大8インスタンスを仮想的に1システムとして動作させるクラスタ構成が可能。サービスの負荷に応じて、クラスタを構成するインスタンス数を増減(スケールアウト/スケールイン)できる。「Kubernetes」と連携させると、Kubernetesクラスタの規模に応じて自動的なスケールアウト、スケールインも行える。「Ansible」などのツールによる自動化にも対応する。

 Thunder CFW Containerは、5G対応を進めた同社独自のOS「ACOS(Advanced Core Operating System) 5.1」によって、完全なクラウドネイティブな基盤への移行を支援する。5Gネットワークのセキュリティや信頼性、可用性を確保するための機能を備え、モバイルネットワークのSGiやローミング、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)の各インタフェースに広く導入できるとしている。

 ACOS 5.1による新機能として、RANノードを保護するセキュリティゲートウェイ(IPsec)や、GSMAガイドラインに準拠したGTP(GPRS:General Packet Radio Switching Tunneling Protocol)ファイアウォールの機能拡張、DNS over HTTPS、DNSアプリケーションファイアウォールなどを備える。さらに、URL/SNI(Server Name Indication)/ドメイン名フィルタリングを含むキャリアクラスのファイアウォール機能や、「A10 One-DDoS Protection」の分散型検知機能による大規模DDoS脅威からの保護といった機能も装備する。

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