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「20代はデジタル化の波を肯定する層と警戒する層に分かれる」 日本IBMが調査結果発表:コロナ後を見据えた、生活者動向・DX受容性調査
日本IBMは「コロナ後を見据えた、生活者動向・DX受容性調査」の結果を発表した。新型コロナウイルス感染症対策が継続する中で生活価値観の変化やDXによるサービスの高度化への期待などを明らかにした。
日本IBMは2020年11月26日、国内の生活者を対象とした市場調査「コロナ後を見据えた、生活者動向・DX受容性調査」の結果を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続く中で生活価値観の変化やデジタルトランスフォーメーション(DX)によるサービスの高度化への期待などを明らかにした。
DXによるサービスの高度化、許容と態度保留が半々
「デジタル環境や技術の向上を背景に、提供されるサービスが高度化していく風潮を受け入れるか」という設問について聞いたところ、「積極的に受け入れたい」「やや受け入れたい」と回答した許容層が43.1%、「どちらとも言えない」と回答した態度保留層が44.4%、「やや受け入れたくない」「全く受け入れたくない」と答えた拒否層が12.5%だった。
「許容層は男性が多く、年齢では20代と30代が多かった。態度保留層は女性が多く、年齢別では60代と70代が多い。これに対して拒否層は、男性では20代が、女性では70代が多かった。他の設問でも、20代はデジタル化の波を肯定する層と警戒する層に分かれる傾向が示されており、『若年層=デジタル推進のコア世代』との認識を改める必要がある」と日本IBMは分析している。
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