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Windows 10 Homeだってできるもん――Homeエディションでも「できること/できないこと」まとめその知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(175)

Windows 10は、ProやEnterpriseエディションにはあって、Homeエディションではサポートされない機能が幾つかあります。しかし、できることも増えてきました。今回は、ここ最近、Homeエディションでもできるようになったことを紹介します。ただし、これは2020年12月時点の話です。もし本稿を数年後に読んでいるのなら、できることがもっと増えているかもしれません。

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「Windowsにまつわる都市伝説」のインデックス

Windowsにまつわる都市伝説

Windows 10 Homeが企業用途に向かない理由

 WindowsのHomeエディションは、「Windows 10」よりも前のバージョンから「Active Directoryドメイン参加不可」「グループポリシーやローカルコンピューターポリシーによるポリシー管理不可」「リモートデスクトップ接続(サーバ機能)の非搭載」「BitLockerドライブ暗号化の非搭載」(注:BitLockerデバイス暗号化はHomeでもサポート)という、主に企業向けの機能に制限があります。

 Windows 10ではこの他にも、以下のドキュメントにあるように「Windows情報保護(WIP)」「モバイルデバイス管理」「ビジネス向けMicrosoft Store」「Windows Update for Business(WUfB)」「Azure Active Directory(Azure AD)のサポート」といった企業向け機能がサポートされません。

 実は、この一覧には含まれない機能差も幾つか存在します。例えば、「Hyper-V」の機能はサポートされないため、Hyper-Vの仮想マシンやHyper-Vに依存する以下の機能は利用できません。

  • Microsoft Defender Application Guard(旧称、Windows Defender Application Guard)
  • Windowsサンドボックス
  • デバイスガード(デバイスガードのフル機能はEnterprise/Educationエディション限定機能)

 また、ポリシー設定に依存する「Internet Explorerのエンタープライズモード」も利用できません。「Windows 8.1」以前はポリシーに対応するレジストリ設定を作成することで、Homeエディションを「Windows Server Update Services(WSUS)」のクライアントとして構成できましたが、Windows 10 Homeではこのテクニックは利用できなくなりました。

Windows Updateは止められる――「更新の一時停止」機能

 Windows 10 HomeのWindows Updateは「自動更新」であり、それ以外の選択肢がないというイメージをお持ちの方は多いでしょう。それを理由に、機能更新プログラムや品質更新プログラムの延期設定が可能なPro以上の企業向けエディションを選択する個人ユーザーはいると思います。

 Windows 10 バージョン1803(April 2018 Update)では、Pro以上のエディションに「更新の一時停止」という機能が搭載されました。この機能を利用すると、「更新を7日間一時停止」ボタンをクリックすることで7日間、「詳細オプション」からは最大35日間あるいは「更新の再開」ボタンをクリックするまで、新しい更新プログラムの受け取りを一時停止することができます。

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