検索
連載

Hyper-VでWindows 10をゲストOSにする場合の設定と落とし穴Windows 10 Hyper-V入門(2/2 ページ)

アプリケーションのテスト目的などで、Windows 10上のHyper-Vで、ゲストOSとしてWindows 10を動かしたいというケースも多いのではないだろうか。インストール自体はそれほど難しくないのだが、意外な落とし穴もある。そこで、本稿ではWindows 10をゲストOSとする場合の注意点をまとめてみた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

Hyper-VでゲストOSとしてWindows 10をインストールする場合の注意

 このようにゲストOSとしてWindows 10をインストールするのはそれほど難しくない。それでも、幾つか気を付けた方がいいポイントがある。

ホストマシンのディスク容量に注意

 Windows 10をゲストOSとして使う場合には、仮想ハードディスクは最低でも64GB以上というサイズになる。これに対して、仮想マシンを使い始めると、アプリケーションやWindows Updateなどでも容量が消費される。特に機能アップデートでは最低でも仮想ハードディスク内に10GB以上の空きが必要になる。これらに加えて、チェックポイントを使うと、複数の差分仮想ディスクファイルが作られる。その統合処理などでは、ホストマシン側に作業用の空き領域が必要になる。このため、仮想ハードディスクの想定サイズに対して、2倍以上の空き容量をホストマシン側で確保しておいた方がいい。

 仮想マシン作成手順で説明したように、仮想ハードディスクファイルを作成する際には、その容量を指定する。ただし、最初から指定した容量を全てホスト上で確保するわけではなく、最初はそれより少ない容量しか消費しない。そして仮想マシンの稼働中に、必要に応じて仮想ハードディスクファイルのサイズを増加させていく。このため、最初の時点では、ホストマシン側には空き領域はあるものの、仮想マシンを使っていくうちに仮想ハードディスクファイルのサイズが増えていき、ホスト側の空き領域が減っていくことには注意が必要だ。

Windows Updateのためにネットワーク接続は必須

 仮想スイッチの設定は、インターネットアクセスが可能なものを選択する。これは、Windows 10のWindows Updateが頻繁に行われることから、インターネット接続が必須だからだ。もちろん、短期間であれば、インターネット接続はなくてもいいし、休止やシャットダウンしている間は、Windows Updateも動かない。

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る