ちょっとしたアプリの作成に最適な「Azure Static Web Apps」が一般提供開始:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(141)
Microsoftは2021年5月12日(米国時間)、「Azure Static Web Apps」の一般提供開始を発表しました。Azure Static Web Appsは、静的なコンテンツのホスティングを動的なスケールとサーバレスのAPIを通じて提供するもので、無料で利用できるFreeプランが用意されています。
このアプリにはちょうどいい、Azure Static Web Apps
「Azure Static Web Apps(静的Webアプリ)」(以下、Static Web Apps)が「Azure App Service」の新しいサービスとして正式に利用可能になりました。Static Web Appsは、GitHubまたはAzure DevOpsのコードリポジトリと完全に統合された、サーバレスのWebアプリのホスティング環境です。
静的Webアプリは、HTMLやCSS、JavaScript、イメージなどで構成される“静的なWebコンテンツ”です。
Microsoft Azureでは静的なWebアプリをデプロイできる環境として、Azure App Serviceの「Web App(Webアプリ)」が既に利用可能です。また、「BLOBストレージ」でサポートされる「静的Webサイト(Static Web Site)」を利用することもできます。
.NETやJava、Node.js、PHP、Python、WindowsまたはLinuxのコンテナなど、さまざまなランタイムに対応した従来のWeb Appsではオーバースペック、Blobストレージでサポートされる静的なWebサイトでは機能不足というケースでは、Static Web Appsは魅力的な選択肢になるでしょう。
Static Web Appsにリソースを作成すると、AzureがGitHubを監視して、コミットされたコンテンツを自動的にデプロイしてくれます(画面1、画面2)。
また、「Visual Studio Code」の「Azure Static Web拡張」を利用すると、Visual Studio CodeのエディタでGitHubのリポジトリのクローンに対してコードを作成、テストし、AzureにStatic Web Appsとして直接デプロイできます(画面3)。
画面3 無料の高機能コードエディターであるVisual Studio Codeでは、Static Web Appsの拡張機能からGitHubとAzureのそれぞれに接続し、ローカルで開発したアプリをStatic Web Appsに直接デプロイできる
Freeプランでも無料のSSLとカスタムドメインに対応
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