データベースで使用しているエディション制限された機能を確認する:SQL Server動的管理ビューレファレンス(30)
「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、データベースで使用しているエディション制限された機能の確認について解説します。
本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_db_persisted_sku_features」におけるデータベースで使用しているエディション制限された機能の確認について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2008以降です。
概要
SQL Serverでは、使用するエディションによって、機能の使用が制限されているものがあります。例えば、SQL Server 2016にはテーブルやインデックスのデータ圧縮の機能がありますが、この機能はEnterprise EditionとDeveloper Editionでのみ使用でき、Standard Editionなど他のエディションでは使用できません。
データベースで、エディションによって制限されている機能を使用している場合、機能が制限されたエディションのSQL Serverインスタンスにデータベースをアタッチしたり、バックアップをリストアしたりするとエラーが発生します。
「sys.dm_db_persisted_sku_features」動的管理ビューを用いて、データベースで使われている、エディションによって使用が制限されている機能の一覧を出力できます。
出力内容
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
feature_name | sysname | データベースで有効になっているものの、SQL Serverの全エディションでサポートされるとは限らない機能の名前 |
feature_id | int | 機能に関連付けられている機能ID |
動作例
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