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包含されていない可能性のあるオブジェクトに関する情報を出力するSQL Server動的管理ビューレファレンス(33)

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、包含されていない可能性のあるオブジェクト情報の出力について解説します。

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SQL Server動的管理ビュー一覧

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_db_uncontained_entities」における、包含されていない可能性のあるオブジェクト情報の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2012以降です。

概要

 SQL Serverはバックアップやリストアなどを使用して、データベースを別のインスタンスに移動させられます。しかし、対象のデータベース以外やインスタンス固有の情報にアクセスするものがある場合には、別のインスタンスに移動させた際に正常に動作しない場合があります。別のデータベースやインスタンスから完全に分離され、データベースのみで完結するデータベースを「包含データベース」と呼びます。「sys.dm_db_uncontained_entities」を実行すると、包含されていない可能性があるオブジェクトの情報を出力できます。

出力内容

列名 データ型 説明
class int エンティティのクラス。次のいずれかになる
 1 = オブジェクトまたは列(モジュールやXP、ビュー、シノニム、テーブルを含む)
 4 = データベースプリンシパル
 5 = アセンブリ
 6 = 型
 7 = インデックス(フルテキストインデックス)
 12 = データベースDDLトリガー
 19 = ルート
 30 = 監査の仕様
class_desc nvarchar(120) エンティティのクラスの説明。次のいずれかになる
 OBJECT_OR_COLUMN
 DATABASE_PRINCIPAL
 ASSEMBLY
 TYPE
 INDEX
 DATABASE_DDL_TRIGGER
 ROUTE
 AUDIT_SPECIFICATION
major_id int エンティティのID。次のいずれかになる
 classが1の場合:object_id
 classが4の場合:sys.database_principals.principal_id
 classが5の場合:sys.assemblies.assembly_id
 classが6の場合:sys.types.user_type_id
 classが7の場合:sys.indexes.index_id
 classが12の場合:sys.triggers.object_id
 classが19の場合:sys.routes.route_id
 classが30の場合:sys.database_audit_specifications.database_specification_id
statement_line_number int クラスがモジュールの場合は、非包含エンティティの使用が見つかった行番号を返す
statement_offset_begin int クラスがモジュールの場合は、非包含エンティティの使用が開始する開始位置を返す
statement_offset_end int クラスがモジュールの場合は、非包含エンティティの使用の終了位置を返す
statement_type nvarchar(512) ステートメントの種類
feature_name nvarchar(256) オブジェクトの外部名
feature_type_name nvarchar(256) 機能の種類

動作例

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