連載
【 Set-ADUser 】コマンドレット――Active Directoryユーザーの属性を変更する:Windows PowerShell基本Tips(24)
本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Set-ADUser」コマンドレットを解説します。
本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、Active Directoryに作成されたユーザーの属性を変更する「Set-ADUser」コマンドレットです。
Set-ADUserコマンドレットとは?
「Set-ADUser」は、PowerShellを利用してActive Directoryユーザーの属性を変更するコマンドレットです。GUIの「Active Directoryユーザーとコンピューター」管理ツールから設定可能な操作でも、PowerShellを利用すれば、複数のユーザーの属性をまとめて変更することができます。
Set-ADUserコマンドレットの主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-Identity | 属性変更を行うユーザー名を指定する。省略可能 |
-Enabled | ユーザーを有効/無効にする。省略可能 |
-Country | 国/地域属性を設定する。省略可能 |
-UserPrincipalName | ユーザープリンシパル名を設定する。省略可能 |
-Replace | 属性値を特定の値から異なる値へ変更する。省略可能 |
Active Directoryのユーザーを無効にする
Set-ADUserコマンドレットでは「-Identity」オプションに続けてユーザー名を指定することで、指定したユーザーの属性を変更することができます。変更する属性はオプションで指定します。
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