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ITシステムのDX対応状況を評価、IPAがツールの提供を開始76項目で評価

IPAは、企業が自社ITシステムのDX対応状況を詳細に評価できるツールを提供開始した。「プラットフォームデジタル化指標」の評価項目に対して回答を記入すると点数化してグラフ表示する。ITシステムの問題点の可視化を支援する。

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 情報処理推進機構(IPA)は2021年9月27日、企業が自社ITシステムのDX(デジタルトランスフォーメーション)対応状況を詳細に評価できるツールの提供を開始した。IPAのWebサイトからダウンロードできる。同ツールは、IPAが策定した「プラットフォームデジタル化指標」の評価項目に対して回答を記入すると点数化してグラフ表示する「Microsoft Excel」形式の評価表。ITシステムの問題点の可視化を支援する。

 プラットフォームデジタル化指標は、ITシステムの問題があることを把握した企業や、現行システムに問題があってDX対応が困難な企業が、ITシステムをより詳細に評価して問題点の可視化を支援するためにIPAが策定した指標。評価項目は76項目ある。今回IPAが提供を開始したツールはこの76項目について、企業がその評価結果を集計、分析する作業を省力化する。


プラットフォームデジタル化指標の構成(IPAのプレスリリースから引用)

 同ツールの分析結果によって、ITシステム全体の問題点や、業務/部門レベルのシステムである「機能システム」別の問題個所、DXに求められるITシステム要件としてのデータ活用の度合い、デジタル技術の活用度合い、現行ITシステムの技術的負債の度合いなどを明確にできる。再構築や廃止、機能凍結の対象とするITシステムの明確化や優先順位といった経営判断に役立てられる。

 ツールの利用方法は次の通り。

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