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非導入企業に比べてAI導入企業の「自社開発や内製化の割合」は高い AI insideがAI活用に関する調査結果を発表65.7%の企業が「AI活用を進めていない」

AI insideは、DX推進のためのAI活用やAIの内製化、AI人材の育成状況に関する調査結果を発表した。AIソリューションを導入している企業のうち自社開発に取り組んでいる割合は37.2%。人材不足が課題として挙がった。

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 AI insideは2021年12月21日、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目的としたAI(人工知能)の活用や内製化、人材育成に関する調査結果を発表した。それによると、AIソリューション(AIを利用した製品やサービス)を導入している企業のうち、自社開発に取り組んでいる企業の割合は37.2%だった。

 この調査の目的は、企業や団体が実施している「DX推進を目的としたAIの活用や内製化、人材育成」の進捗(しんちょく)状況を把握すること。全国の20〜59歳のビジネスパーソンを対象に実施し、2000人から有効回答を得た。

AIソリューション導入企業で自社開発や内製化が活発化

 DX推進やAI活用の状況について聞くと、65.7%の企業が「AI活用を進めていない」と回答した。これに対し「AIを活用している」(「AIを活用して新たな価値創出ができている」「AIを活用して新たな価値創出を目指している」「AIを業務効率化の範囲で活用している」)と回答した割合は、合計で17.8%だった。

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DX推進とAI活用の状況(提供:AI inside

 システムの内製化について聞くと、AI活用と同様に自社開発や内製化に取り組む企業は少数派だった。「内製化を行っていない」と回答した割合は全体の62.7%。「自社開発を行い、内製化に取り組んでいる」は11.5%、「開発は外注だが、今後は自社開発を検討している」は8.2%だった。

 だが、AIソリューションを導入している企業に限ると、自社開発や内製化を進めている割合は高まり、「自社開発を行い、内製化に取り組んでいる」は37.2%、「開発は外注だが、今後は自社開発を検討している」は24.3%となっている。

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AIを導入している企業の自社開発、内製化の実施状況(提供:AI inside

AI活用においては「人材育成」が課題

 AI insideによるとAIソリューションを内製化する際の課題として「AIについて技術、知見のある人材がいないこと」が挙がったという。だが、「AI人材育成の予定はない」と回答した割合は全体の70.8%となっており、「AI人材は十分確保できている」はわずか3.2%にすぎなかった。

 AIソリューションを導入している企業に限ると、AI人材の育成に取り組んでいる割合は高い。「AIに関する研修を実施し、人材育成を行っている」と回答した割合は36.8%。「研修の予定はあるが未着手、もしくは検討中」は19.0%。「社内のAI人材は十分確保できている」は10.5%だった。

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