BizTechが「AI開発会社/AIサービス カオスマップ2021」を公開:AIの開発会社やサービスをカテゴリー別に分類
BizTechは、AIの開発会社やサービスをカテゴリー別にまとめた「AI開発会社/AIサービス カオスマップ2021」と「カテゴリー別レポート」を公開した。
BizTechは2021年5月13日、AI(人工知能)開発会社やAIサービスをカテゴリー別にまとめた「AI開発会社/AIサービス カオスマップ2021」と「カテゴリー別レポート」を公開した。同社のWebサイトからダウンロードできる。
開発会社やサービスを11個のカテゴリーに分類
カオスマップは、Webサイトやプレスリリースといった企業の公開情報とBizTechが独自に調査した結果を基にして作成したという。
カテゴリーは全部で11個。AI開発や人材育成といったサービスの分野(カオスマップの左側)は「AI開発」「アノテーション/データセット」「AI人材関連サービス」の3個に分類している。
AI-OCRや翻訳といったツールの分野(カオスマップの右側)は「AI開発/活用プラットフォーム」「AI-OCR」「AIチャットボット」「レコメンド/Web接客」「法務・知財関連」「翻訳」「音声認識/文字起こし」「検索/要約/分析/感情認識など」の8個に分けている。
カテゴリー別レポートにはカテゴリーの説明と、AIの開発会社やサービスの動向、特徴を記載している。例えばAI-OCRについては「データ化したい帳票が『定形か非定型か』『活字か手書きか』によって各社が得意とする領域が異なるため、事前に自社の帳票種類を把握しておく必要がある。RPA(Robotic Process Automation)との相性が良いため、RPAを活用している企業が自動化範囲の拡大を目的にAI-OCRを導入するケースが増えている」と解説されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「顔認証に適用すると最大20倍の高速化が可能」 NECが時系列データを高速分析するAI技術を開発
NECは、高い精度を維持しながら時系列データを高速にリアルタイム分析するAI技術を開発した。「早押しクイズ」のような、複雑な意思決定を行う際に見られる脳活動の知見を応用した。顔認証に適用すると、最大20倍の高速化が可能だという。 - 「教師なし学習の弱点」を克服? 画像を高精度に分類できるAIを東芝が開発
東芝は、同社独自の深層学習技術を活用した画像分類AIを開発した。1枚の画像を1つの分類基準とする「疑似的な教師あり学習」を実施する。画像の背景にとらわれることなく画像の特徴を学習し、高精度に画像を分類できる。 - 東北大学の研究グループが「AIの説明能力」を客観的に評価する方法論を構築
東北大学の塙一晃氏らの研究グループは、AIの説明能力を客観的に評価するための方法論を構築した。既存の手法には、最低限の要件を満たさないものがあり、それらには共通の特徴があったという。