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Azureの無駄な課金を防ぐ! OSディスク、データディスク、NIC、パブリックIPの「VMと共に削除」オプションMicrosoft Azure最新機能フォローアップ(165)

2022年2月、Microsoftは仮想マシンとその関連リソースを同時に自動削除するオプションが正式に利用可能になったことを発表しました。このオプションを構成していない既存の仮想マシンについても、Azure仮想マシンの削除時にオプトインすることができます。

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Microsoft Azure最新機能フォローアップ

従来の仮想マシンの削除とは

 これまで「Azureポータル」やAzure CLI(コマンドラインインタフェース)の「az vm delete」コマンド、Azure PowerShellの「Remove-AzVM」コマンドレットでAzure仮想マシンを削除した場合、Azure仮想マシン(の構成)は削除されますが、ディスクやネットワークインタフェース(NIC)、パブリックIPアドレスなどは自動的には削除されませんでした。

 これは、再デプロイや別の仮想マシンでの再利用を意図したものですが、この仕様を知らないと、使用していないリソースに対して課金が続き、無駄なコスト(特にディスク)が発生することになります。そのため、使用していないリソースについては、手動で削除する必要がありました。しかし、同じリソースグループに多数のAzure仮想マシンをデプロイしている状況では、未使用のリソースを正しく選択して削除するのは容易なことではありません(画面1〜3)。

画面1
画面1 デプロイ済みのAzure仮想マシンに関連するリソース。この例の場合、Azure仮想マシン「myvm01」は6つのリソースで構成されている
画面2
画面2 Azureポータルから仮想マシンを選択して「削除」を実行する
画面3
画面3 Azure仮想マシン「myvm01」リソースは削除されるが、その他のリソースはAzure仮想マシン削除後も残るため、不要な場合は手動で削除する必要がある

 なお、Azureポータルの個々の仮想マシンブレードからの「削除」については、現在、後述する新しいインタフェースによって、仮想マシンと同時に削除するオプションが利用可能になっています。

「VMと共に削除」オプションが既定の削除ポリシーに

 2022年2月中旬以降、Azure仮想マシン、Azure CLI、Azure PowerShellが更新され、「マネージドディスク(Managed Disks)」で作成したAzure仮想マシンのOSディスク、データディスク、NIC、パブリックIPアドレスを、仮想マシンと同時に削除するオプションが利用可能になっています(画面4)。

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