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「年収501万円以上の即戦力層」の採用ニーズが高まっている ギークリーがIT転職市場に関する分析結果を発表「IT企業ではない事業会社」でエンジニアの内定数が増加

ギークリーは2022年3月度の「IT転職市場レポート」を発表した。2022年1〜3月の内定数が、2021年10〜12月に比べて56ポイント増加していることが分かった。

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 ギークリーは2022年4月20日、2022年3月度の「IT転職市場レポート」を発表した。これは、同社が運営する転職エージェント「ギークリー」のデータを分析したもの。それによると、前職よりも高い年収を得た内定者の割合が前年同期(2021年1〜3月)と比べて13ポイント増加していることが分かった。

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前職よりも高い年収を得た内定者の割合(提供:ギークリー

 ギークリーによると2022年3月は「IT企業ではない事業会社」でエンジニアの内定数が増えており、四半期ごとで見ると、2022年1〜3月の内定数は2021年10〜12月よりも56ポイント増加していることが分かった。

 「『ユーザー系SIer』(事業会社の情報システム部門が独立してできたSIer)でもエンジニア採用が活発になっており、エンジニア内定数は前四半期(2021年10〜12月)に比べて30ポイント増加している」(ギークリー)

「開発経験豊富なエンジニアの採用ニーズが高まっている」

 ギークリーによると前職よりも高い年収を提示されたエンジニアの割合が増えているという。前職より年収が高くなったエンジニアの割合は2021年1〜3月が約50%だったのに対して、2022年1〜3月は63%に増加していた。また、内定を得たエンジニアの年収を見ると、2021年3月に比べ2022年3月は501万円以上の年収帯の占有率が37%から44%と大きく増加していることが分かった。

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エンジニアの年収分布(提供:ギークリー

 ギークリーは「企業の採用ニーズに合わせてエンジニアを集客した結果、年収501万以上の即戦力層の登録者が増えた。これは企業で開発経験豊富なエンジニアの採用ニーズが高まっていることを示している」と分析している。

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