【ITワード365】シングルサインオン/AutoML/超広帯域無線/量子コンピュータ/ランサムウェア/ナノシート/ゼロトラスト:ITワード365
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従来のログオンシステムとシングルサインオンシステムの違い
従来のログオンシステムでは、サービスごとにIDとパスワードによるログオン(サインイン)が必要であった。ユーザーは、サービスごとに認証が求められ、パスワードのルールなどが異なることから、ID/パスワードを覚えるのも大変だった。これに対し、シングルサインオンでは、IDプロバイダーにログオンするだけで、対応する全てのサービスが利用できるようになる。
【シングルサインオン】1度のユーザー認証により、複数のWebサービスなどの利用を可能にする仕組み。多くの場合、サービスを利用する際に、サービスごとにユーザー認証が求められる。一方、シングルサインオンに対応したサービスでは、1度の認証によって全てのサービスが利用可能になる。
【AutoML(Automated Machine Learning)】機械学習の処理を自動化すること、またはそれを実現するツール。機械学習では、データの収集や加工、特徴量の設計、機械学習モデルの選択などに高度なデータサイエンスの知識が必要だが、AutoMLによって、それらの工程の一部が自動化可能になっている。
【超広帯域無線(UWB)】数百MHzから数GHzという非常に広い周波数帯域を使い、ごく鋭く短いく形波を利用するなどして、近距離だが高速な通信を実現する無線通信技術。通信の他にも、位置検出などにも利用できる。消費電力が少なく、妨害電波に強いという特徴を持っている。
【量子コンピュータ】量子力学的な現象を用いて並列計算を実現するコンピュータ。従来型のコンピュータでは膨大な計算時間が必要となる問題でも、量子コンピュータを利用することで短時間で解けるとされている。ただし、従来のコンピュータと計算の仕組みが異なることから、解ける問題が限定される。
IBMの量子コンピュータ「IBM Qシステム」の外観
IBMが開発した量子コンピュータ「IBM Qシステム」は、一般に公開されており、独自のAPIでクラウドを経由して操作可能だ(写真は「量子コンピューター「IBM Qシステム」誕生の背景」より)。
【ランサムウェア】感染したコンピュータをロックしたり、ファイルを暗号化したりして、元に戻すことを条件に身代金を要求するマルウェアの一種。日本国内では、企業や病院などがランサムウェアに感染し、データが使えなくなったという報告が増えている。
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