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【保存版】スマホでWindows 11を遠隔操作! Chromeリモートデスクトップの設定と活用ガイドGoogle Chrome完全ガイド

外出先での急なトラブルも、スマホがあれば大丈夫。Chromeリモートデスクトップを使えば、iPhoneやAndroidからPCを簡単に操作できます。初期設定から全画面表示のコツ、マウス操作を快適にする設定まで、出張や旅行を身軽にするテクニックを分かりやすく解説します。

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スマホでWindows 11を遠隔操作! Chromeリモートデスクトップの設定と活用ガイド
スマホでWindows 11を遠隔操作! Chromeリモートデスクトップの設定と活用ガイド
外出先での急なトラブルも、スマホがあれば大丈夫。Chromeリモートデスクトップを使えば、iPhoneやAndroidからPCを簡単に操作できます。初期設定から全画面表示のコツ、マウス操作を快適にする設定まで、出張や旅行を身軽にするテクニックを分かりやすく解説します。

 出張や旅行の際、トラブル対応のために重いノートPCを持ち歩くのは大変なものです。旅行でも、何かトラブルが発生した際に対応できるように持って歩かないとならないという人もいるかもしれません。

 もちろん出先でバリバリ仕事をこなすというのであれば、ノートPCは必須でしょう。しかし、ちょっとしたプレゼンテーションや電子メールなどの連絡手段といった程度であれば、わざわざノートPCを持ち運ばなくても、スマートフォン(iOS/Android、以下、スマホ)で十分こなせるかもしれません。

 「Windows 11が動かないような環境では仕事にならない」という人も安心してください。「Chromeリモートデスクトップ」を活用すれば、外出先から自宅やオフィスのPCを簡単に操作できます。そこで本稿では、Windows 11をスマホから操作するための手順と、知っておくべき注意点をまとめます。

事前準備:Windows 11側の設定

 スマホでChromeリモートデスクトップを使うには、事前に自宅やオフィスのPC(Windows 11)側に設定が必要です。

 まず、Windows 11にGoogle Chromeをインストールしておきます。また、接続する際にPC側とスマホ側の両方で同じGoogleアカウントを設定する必要があるので、Googleアカウントを持っていない場合は作成します。

 Google Chromeを起動したら、Googleアカウントでログインしてから以下のURLを開きます。

 このWindows 11を接続先とするためには、[パソコンにアクセス]ボタンをクリックします。[リモートアクセス]タブが開き、画面の右下に「Chromeリモートデスクトップをこのデバイスにインストールしますか?……」というメッセージが表示されたら、[インストール]ボタンをクリックします。続いて、「リモートアクセスの設定」欄にある[ダウンロード]ボタンをクリックして、拡張機能と「Chrome Remote Desktop Host」をインストールします。このChrome Remote Desktop Hostをインストールするには、Windows 11の管理者権限が必要になるので注意してください。設定の詳細は、Google Chrome完全ガイド「外出先からPCをWebブラウザで遠隔操作、『Chromeリモートデスクトップ』入門」を参照してください。

接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(1)
接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(1)
Googleアカウントでログイン済みのGoogle ChromeでChromeリモートデスクトップを開いたら、[パソコンにアクセス]ボタンをクリックします。
接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(2)
接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(2)
[リモートアクセス]タブが開くので、[インストール]ボタンをクリックして拡張機能と「Chrome Remote Desktop Host」をインストールして、デバイス名(PC名)とPINなどを設定します。
接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(3)
接続先のWindows 11にChromeリモートデスクトップを設定する(3)
設定が完了したら、デスクトップに作成された[Chromeリモートデスクトップ]アイコンをクリックして、「Chromeリモートデスクトップ」アプリを起動します。「このデバイス」欄にPC名が表示されていたら、スマホからの接続する準備は完了です。

スマートフォンからWindows 11に接続する方法

 Windows 11側でChromeリモートデスクトップの設定が完了したら、スマートフォンで接続してみましょう。接続先のWindows 11はサインインしている必要はありませんが、起動しておく必要があります。

 以前は、iOS(iPhone)/Androidの両方で「Chromeリモートデスクトップ」アプリが提供されていましたが、現在ではAndroid向けのみとなっています。

 ここではiOSでGoogle Chromeを利用してWindows 11に接続する方法を紹介します。なお、AndroidもGoogle Chromeで同様にWindows 11に接続できますが、全画面表示にするにはChromeリモートデスクトップアプリのインストールが必要になるので、「Chromeリモートデスクトップ」アプリを使うのがよいでしょう(詳細は後述)。

Webブラウザを使ってChromeリモートデスクトップに接続する

 Webブラウザを使ってChromeリモートデスクトップに接続しましょう。スマートフォン側のWebブラウザは、Google Chromeでなくても、Microsoft EdgeやApple Safariなど既にインストールされているもので構いません。ここではGoogle Chromeを例に手順を紹介します。

 Google Chromeを起動し、Windows 11のChromeリモートデスクトップを設定したGoogleアカウントでログインします。アドレスバーに「https://remotedesktop.google.com/」と入力すると、そのGoogleアカウントで接続可能な「リモートのデバイス」の一覧が表示されるはずです。「Chromeリモートデスクトップをこのデバイスにインストールしますか?」というメッセージが表示されますが、無視して構いません。

 この一覧から接続したいWindows 11をタップすると、Windows 11のChromeリモートデスクトップで設定したPINの入力が求められるので、Windows 11側のChromeリモートデスクトップで設定したものを入力します。

 これでGoogle Chrome内にWindows 11のデスクトップが表示されるはずです。サインインやロックの画面が表示されたら、Windowsの認証を実施してサインインしてください。普段、顔や指紋による生体認証でサインインしている場合は、PINまたはパスワードに切り替える必要があります。

スマートフォンからWindows 11に接続する(1)
スマートフォンからWindows 11に接続する(1)
スマホのWebブラウザでChromeリモートデスクトップを開いたら、「リモートのデバイス」欄で接続したいPC名をタップします。
スマートフォンからWindows 11に接続する(2)
スマートフォンからWindows 11に接続する(2)
Windows 11のChromeリモートデスクトップで設定したPINを入力します。「このデバイスにPINを保存します」にチェックを入れると、次回からPINの入力を省略できます。PINを保存してしまうと、スマホを落とした際など、第三者がWindows 11にもアクセス可能となってしまう恐れがあるので、面倒ですが毎回PINを入力するようにしておきましょう。
スマートフォンからWindows 11に接続する(3)
スマートフォンからWindows 11に接続する(3)
リモートのWindows 11が表示され、操作可能になります。ただ、アドレスバーなどが表示された状態です。これを非表示にするには[共有]アイコンをタップします。

Chromeリモートデスクトップをホーム画面に追加して全画面に表示する

 ただ、この状態ではGoogle Chromeのアドレスバーなどが表示されるためWindows 11のデスクトップが狭くなってしまいます。

 アドレスバーなどを非表示にするには、Chromeリモートデスクトップを「ホーム」画面に追加します。アドレスバーなどが非表示になり、「ホーム」画面からアプリのようにChromeリモートデスクトップを呼び出してアクセスできるようになります。

 それにはiOSの場合、アドレスバーの横にある[共有]をタップします。アクションの一覧が表示されるので下にスクロールして[ホーム画面に追加]をタップします。アクションの一覧に[ホーム画面に追加]が見つからない場合は、[もっと見る]をタップすると表示されるはずです。

 Androidの場合は、「Chromeリモートデスクトップ」アプリをインストールすると、iOSで[ホーム画面に追加]をした状態と同じになります。

 「ホーム」画面に「Chromeリモートデスクトップ」が追加されたことを確認しましょう。

ホーム画面に追加する(1)
ホーム画面に追加する(1)
[共有]アイコンをタップすると、共有先が表示されます。画面をスクロールして、[ホーム画面に追加]を探してタップします。
ホーム画面に追加する(2)
ホーム画面に追加する(2)
ホーム画面に追加するブックマークの名前を編集します(既定では「リモートデスクトップ」になっています)。名前を編集したら[追加]ボタンをタップします。
ホーム画面に追加する(3)
ホーム画面に追加する(3)
ホーム画面にChromeリモートデスクトップを開くアイコンが追加されます。次回からはこのアイコンをタップしてChromeリモートデスクトップを開きます。

Chromeリモートデスクトップを使いこなすリモート操作テクニック

 ここからはChromeリモートデスクトップ上でリモートのWindows 11を操作する方法を紹介します。

Windows 11の表示が狭い場合はテキスト入力欄などを非表示にする

 Chromeリモートデスクトップを起動して、接続先のPC名を選択、PINを入力するとウィンドウ内にWindows 11のデスクトップが表示されます。ただ、上部にはコントロールバー、下部にはテキスト入力欄が表示されており、画面が狭くなっています。

 これらを非表示にして、Windows 11のデスクトップを広く表示するには、コントロールバーの[キーボード]アイコンをタップします。これで下部のテキスト入力欄が非表示になるはずです。再表示したい場合には、もう一度タップします。

 上部のコントロールバーを非表示にするには、[ピン]アイコンをタップしてピン留めを外します。これでChromeリモートデスクトップ上での全画面表示になります。上部に白いバーが残ってしまいますが、これを非表示にすることはできないようです。

 コントロールバーを表示したい場合は、画面の上部中央付近に表示されている半円に[v]をタップします。[ピン]アイコンをタップしてピン留めすれば、常に表示された状態に戻すことも可能です。

テキスト入力欄などを非表示にして全画面表示にする(1)
テキスト入力欄などを非表示にして全画面表示にする(1)
ホーム画面に追加したChromeリモートデスクトップから起動すると、アドレスバーなどが非表示になります。ただ、コントロールバーや下部のテキスト入力欄は残ったままです。これらを非表示にするには、[キーボード]アイコンと[ピン]アイコンをそれぞれタップします。
テキスト入力欄などを非表示にして全画面表示にする(2)
テキスト入力欄などを非表示にして全画面表示にする(2)
コントロールバーや下部のテキスト入力欄が非表示になり、全画面でWindows 11が表示されるようになりました。コントロールバーを再表示したい場合は、上部中央の[v]アイコンをタップします。

Chromeリモートデスクトップの接続を切る

 Windows 11との接続を切りたい場合は、コントロールバーの[︙]アイコンをタップして、サイドパネルを開き、[切断]アイコンをタップします。これでChromeリモートデスクトップとの接続が切断されます。

ウィンドウの表示モードを変更したりする

 サイドパネルでは「セッションのオプション」欄でウィンドウの表示モードを変更できます。「ウィンドウに合わせる」にチェックが入っていると、Windows 11のデスクトップ全体が縮小されてウィンドウ内に表示されます。チェックを外すと、デスクトップの一部が表示された状態となります。文字を入力したいような場合は、「ウィンドウに合わせる」にチェックを外すと拡大表示となるので便利です。

 また、「ウィンドウに合わせる」のチェックは外して、「ウィンドウに合わせてサイズ変更」にチェックを入れると、Windows 11のデスクトップ側の解像度がウィンドウの解像度に合わせられます。アイコンなどのタップはしやすくなりますが、Windows 11のデスクトップが狭くなってしまいます。

 後述のようにピンチアウト(2本の指を広げる動作)でデスクトップの拡大ができるので、「ウィンドウに合わせる」にチェックを入れた状態で、デスクトップ全体を表示して使うのがよいでしょう。

ウィンドウの表示モードを変更する(1)
ウィンドウの表示モードを変更する(1)
コントロールバーの[︙]アイコンをタップします。
ウィンドウの表示モードを変更する(2)
ウィンドウの表示モードを変更する(2)
サイドパネルが表示されるので、「セッションのオプション」欄で画面の表示モードを変更します。通常は「ウィンドウに合わせる」をチェックしておくとよいでしょう。また、接続を切りたい場合は、[切断]をタップします。

タップ入力を設定する

 Windows 11上のマウスポインターを動かすモードには下表の4種類があります。コントロールバーの[タップ入力を設定する]アイコンをタップして、開いた[タップ入力の設定]ダイアログで変更できます。

モード 動作
トラックパッドモード タッチスクリーンをトラックパッドのように使って、リモートのマウスポインターをコントロールします
ダイレクトタッチモード タップ入力が全てリモートデバイスで検知されます
2本の指でパンとズームを行うタッチモード 2本の指でデスクトップの位置と拡大縮小を制御します
3本の指でパンとズームを行うタッチモード 3本の指でデスクトップの位置と拡大縮小を制御します
タップ入力の設定

タップ入力を設定する
タップ入力を設定する
コントロールバーの[タップ入力を設定する]アイコンをタップすると、[タップ入力の設定]ダイアログが開きます。ここでマウスポインターの動かし方などを選択します。「トラックパッドモード」を選択しておくのが使いやすいと思いますが、自分で試して好みで選んでください。

 デフォルト(既定)では「2本の指でパンとズームを行うタッチモード」が選択されています。ただ、それぞれを使ってみた感じでは、「トラックパッドモード」が、デスクトップ上にマウスポインターも表示されて使いやすいと感じました。

 トラックパッドモードでのジェスチャーは下表の通りです。ただしリモートデバイスがMacまたはLinuxの場合、このオプションが使用できないようなので注意してください。

ジェスチャー 動作
画面上でスワイプ マウスポインターを動かす
画面を1本の指でタップ マウスの左クリック
画面を2本の指でタップ マウスの右クリック
画面を3本の指でタップ マウスの中央クリック
ピンチアウト 画面の拡大
ピンチイン 画面の縮小
2本の指でスワイプ スクロール
1本の指で長押し ドラッグ
主なトラックパッドモードのジェスチャー

マルチディスプレイの画面を切り替える

 接続先のWindows 11がマルチディスプレイの場合、ディスプレイごとに表示するモードと全てのディスプレイをウィンドウ内に表示するモードのどちらかを選択できます。

 デフォルトでは、ディスプレイごとに表示するモードになっています。Windows 11側の「設定」アプリの「システム」−「ディスプレイ」画面でメインディスプレイに設定されているディスプレイが単体で表示されます。別のディスプレイを表示したい場合は、コントロールバーにある[次のディスプレイを表示する]アイコンをタップして切り替えます。

 また、[すべてのディスプレイを表示する]アイコンをタップすると、全てのディスプレイをウィンドウ内に表示します。

マルチディスプレイの画面を切り替える(1)
マルチディスプレイの画面を切り替える(1)
接続先のWindows 11がマルチディスプレイ環境の場合、接続するとメインディスプレイのみが表示されます。別のディスプレイに切り替えたい場合は、[次のディスプレイを表示する]アイコンをタップします。
マルチディスプレイの画面を切り替える(2)
マルチディスプレイの画面を切り替える(2)
次のディスプレイに切り替わります。[次のディスプレイを表示します]アイコンをタップしていくと、やがてメインディスプレイに戻ります。
マルチディスプレイの画面を切り替える(3)
マルチディスプレイの画面を切り替える(3)
[すべてのディスプレイを表示する]アイコンをタップすると、接続している全てのディスプレイがウィンドウ内に表示されます。

より快適に使うためのアドバイス

 本格的に作業をするなら、スマホからHDMI出力を可能にするケーブルとBluetooth接続のキーボードとマウスを用意しておくと便利です。

 HDMI出力ケーブルがあれば出先の会議室やホテルの個室にあるテレビに出力して大きな画面で作業ができます。またキーボードとマウスがあれば、テキストの入力や修正、ウィンドウの操作などが容易になります。ただしiPhoneの場合、マウスを使えるようにするには「設定」アプリの[アクセシビリティ]−[AssistiveTouch]を「オン」にしておく必要がある点に注意してください。

 なお、スマートフォンを4G/5Gのモバイル通信でインターネットに接続した状態でChromeリモートデスクトップを使うと、多くの通信容量(いわゆる「ギガ」)が消費されるので注意が必要です。容量無制限かつ通信速度が安定している無線LAN(Wi-Fi)環境で利用するのが望ましいでしょう。

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