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Geoレプリケーションリンクのステータス情報を出力するSQL Server動的管理ビューレファレンス(107)

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、Geoレプリケーションリンクのステータス情報を出力する方法について解説します。

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SQL Server動的管理ビュー一覧

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_geo_replication_link_status」における、Geoレプリケーションリンクのステータス情報を出力する方法について解説します。対応バージョンは、「Azure SQL Database」です。

概要

 Azure SQL DatabaseではGeoレプリケーションの機能を使用できます。Geoレプリケーションを構成すると、同じリージョンまたは異なるリージョンに、データベースの読み取り可能な複製(セカンダリデータベース)を作成できます。

 「sys.dm_geo_replication_link_status」動的管理ビューを使用することで、SQL Databaseに構成されたGeoレプリケーションのデータ複製に関する情報を出力できます。

出力内容

列名 データ型 説明
link_guid uniqueidentifier レプリケーションリンクの一意のID
partner_server sysname Geoレプリケート先のSQL Databaseサーバ名
partner_database sysname Geoレプリケート先のSQL Database名
last_replication datetimeoffset プライマリデータベースクロックに基づく、セカンダリーによる最後のトランザクションの受信確認のタイムスタンプ
プライマリデータベースでのみ使用できる
replication_lag_sec int プライマリデータベースのクロックに基づく、last_replicationの値とプライマリのトランザクションのコミットのタイムスタンプの間の時間差(秒単位)
プライマリデータベースでのみ使用できる
replication_state tinyint このデータベースのGeoレプリケーションの状態
 「1」=シード処理
Geoレプリケーションターゲットはシードされているが、2つのデータベースがまだ同期されていない。シード処理が完了するまで、セカンダリデータベースに接続することはできない。プライマリからセカンダリデータベースを削除すると、シード処理操作が取り消される
 「2」=キャッチアップ
セカンダリデータベースはトランザクション一貫性のある状態であり、常にプライマリデータベースと同期されている
 「4」=中断されている
アクティブな連続コピーリレーションシップではない。通常、この状態は、インターリンクに利用できる帯域幅がプライマリデータベース上のトランザクションアクティビティーのレベルに対して不十分であることを示す。ただし、連続コピーリレーションシップはそのまま残る
replication_state_desc nvarchar(256) replication_stateの説明
 PENDING
 SEEDING
 CATCH_UP
role tinyint Geoレプリケーションロール
 「0」=プライマリ
 「1」=セカンダリー
role_desc nvarchar(256) roleの説明
 PRIMARY
 SECONDARY
secondary_allow_connections tinyint セカンダリーの種類
 「0」=セカンダリデータベースへの直接接続は許可されず、データベースを読み取りアクセスに使用することはできない
 「2」=セカンダリデータベースへのすべての接続が許可される
secondary_allow_connections_desc nvarchar(256) secondary_allow_connectionsの説明
 NO
 ALL
last_commit datetimeoffset 最後のトランザクションがデータベースにコミットされた時刻
プライマリデータベースで取得された場合は、プライマリデータベースの最後のコミット時刻を示す
セカンダリデータベースで取得された場合は、セカンダリデータベースの最後のコミット時刻を示す
 レプリケーションリンクのプライマリがダウンしたときにセカンダリデータベースで取得された場合は、セカンダリがどの時点でキャッチされたかを示す

動作例

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