タワーサーバ選びは既存利用者の“声”を決め手に。利用ユーザーが高評価するポイントとは?:PowerEdgeユーザーのレビューからひもとく
2023年5月現在、「ITreview」に掲載されたPowerEdgeタワーサーバには、76件ものレビューが寄せられている。このレビュー件数は、他ブランドのタワー型サーバの2倍以上の件数。PowerEdgeタワーサーバのユーザーには、利用者としての感想を語りたい、魅力ポイントを伝えたいユーザーが多い。では、レビューが語るPowerEdgeタワーサーバの魅力ポイントとは? PowerEdgeタワーサーバを選定したポイントとは? 投稿された実際のレビューからひもといてみたい。
大企業の支店や地方拠点、また、学校や市役所、病院から、工場内に設置するライン管理サーバ、流通店舗の店舗管理サーバなど、あらゆる場所でその強みを発揮するのが、2年連続x86サーバ国内シェアNo.1(※)のデル・テクノロジーズが提供するPowerEdgeタワーサーバだ。
※2022年と2021年の国内x86サーバ出荷金額および出荷台数シェア。出典 : IDC Quarterly Server Tracker, 2022Q4. Share by Company. Product Category=x86; 承認番号: IDCJ-22-612
例えば、一般企業の支店や地方拠点では、本社主導で導入されたクラウド基盤があるにもかかわらず、ファイルサーバやデータベースサーバとしてユーザーのデスク周辺にタワー型サーバを設置しているケースがよく見受けられる。これは、データの取り出しに都度、転送料(エグレスコスト)がかかるクラウドより、データ転送コストを気にすることなく小回りの利く運用を行えるタワー型サーバの方が、支店や地方拠点の事情に適しているからだ。
また、工場の製造ラインや建設・医療の現場、流通小売業の店舗、公共公益設備の管理拠点などでは、レスポンスタイムやセキュリティ要件、産業機械との連携、またスペースの制約などの理由から、タワー型サーバでなくては務まらない用途があり、空調設備がそれほど整っていない環境でも、長期間の運用に耐える信頼性が求められる。タワー型サーバは、工場や建設といった過酷な現場でも、センサーデータの収集からエッジでの画像や映像の解析、ラインへの組み込み、周辺機器との連携など、持ち前の性能を発揮してくれる、頼りがいのある存在なのだ。
PowerEdgeタワーサーバへのレビューで目立つのは「iDRAC」というワード
では、PowerEdgeタワーサーバの利用ユーザーは、どのようなポイントを高く評価しているのだろうか。IT製品・サービスのレビューサイト「ITreview」に寄せられた、PowerEdgeタワーサーバのレビューを見ていくと、まず目に留まるのが「iDRAC」というワードを使ったレビュー投稿だ。いくつか例を挙げると……。
多くのユーザーレビューが「iDRAC」(アイドラック)に言及していることから、iDRACはPowerEdgeタワーサーバの代表的な魅力ポイントの1つといえるだろう。テレワーク時代にサーバを運用管理する上で肝となるリモート管理機能「iDRAC」がPowerEdgeタワーサーバには用意されており、ネットワークを経由してWebブラウザからアクセスすれば、ハードウェアの正常性やシステムの状態、ハードウェアのログを確認し、障害時にメールで通知させることも可能だ。
■iDRACの紹介動画はこちら「PowerEdge T550タワーサーバの運用管理: iDRACの活用」
「安定稼働」を評価するレビューも多く寄せられるPowerEdgeタワーサーバ
また、レビューには、PowerEdgeタワーサーバの「安定稼働」を評価する声も多い。
デル・テクノロジーズのPowerEdgeタワーサーバの現行モデルは、1ソケットCPU搭載のPowerEdge T150、1ソケットCPU搭載で冗長電源もサポート可能なPowerEdge T350、2ソケットCPUを搭載可能でNVIDIA A30 GPU/NVIDIA A40 GPUも搭載できるPowerEdge T550の3つのモデルがラインアップされている。レビューが語るように、PowerEdgeタワーサーバの特長は、「安定稼働」。長期間にわたりPowerEdgeブランドを使い続けているユーザーも多く、保守サポート期間が切れた買い替え時に、再度デル・テクノロジーズのタワーサーバを選ぶユーザーもいる。
「静音・コンパクト」も魅力ポイントに挙げられるPowerEdgeタワーサーバ
さらに、PowerEdgeタワーサーバの「コンパクト・静音」を高評価する声も多い。
T150は、室温35度で通常オペレーション時で24デシベル、室温28度でのアイドル状態で23デシベルを実現している。20デシベルは「木の葉の触れあう音、置き時計の秒針の音(前方1メートル)」で体感的には『まったく音がしないレベル』で、その静けさにT150の静音性は迫る勢いだ。ファイルサーバや手元での開発・検証用のサーバとしてオフィスの机の上や足元に置いて運用する際に、静音性が高いのは利便性に優れているといえるのではないだろうか。
またT350の場合、従来モデルのT340と比較して、高さが14%減の382.5ミリに、横幅が20%減の175ミリに、全体積で37%減のコンパクト化を実現。T350では冗長電源もサポート可能で可用性が高いことも、買い替えの際には見逃せないポイントとなるだろう。
PowerEdgeタワーサーバの「サポート」を語るレビューも続々
PowerEdgeタワーサーバのこれらのレビューが証言するように、「リモート管理機能」「安定稼働」「コンパクト・静音」が、タワーサーバ選びには欠かせないポイントといえるだろう。さらにPowerEdgeタワーサーバには、選定軸の1つに加えておきたいポイントがある。それは「サポート品質の高さ」だ。
PowerEdgeタワーサーバでは、7年間の延長保守サポートを標準メニューで選択可能だ。一般的なサーバの場合、延長保守サポート期間は5年に設定されていることが多い。しかし工場や店舗、医療・介護施設などの産業向けシステムは長期間にわたって利用されるケースがある。そこで、それらのシステムに組み込まれて利用されることの多いPowerEdgeタワーサーバは「7年延長保守」を標準メニュー化している。
またデル・テクノロジーズは、サーバ+PCのグローバルの部品調達力とサプライチェーンの強みを生かして、柔軟な納期対応で安定供給を実現。長期にわたってPowerEdgeタワーサーバを利用し安定供給を望む工場や病院などのユーザーニーズに応えている。
このような取り組みもあり、PowerEdgeタワーサーバは、前述のITreviewが2023年4月19日に発表した「ITreview Grid Award 2023 Spring」のタワーサーバ部門で最高位「Leader」を受賞している。
AIモデル開発にも欠かせないサーバとして用途が広がるPowerEdgeタワーサーバには、2023年上半期に新モデルが登場
このように、数々の魅力ポイントがあるPowerEdgeタワーサーバ。拠点の管理サーバや工場や流通店舗の専用装置に組み込まれて使用されるだけでなく、企業の研究開発部門や大学の理工学部の研究室などでは、AIを用いた新しいアプリケーション開発のための基盤や、GPUを用いた設計や解析のためのサーバとしてもタワー型サーバが利用されている。事前に使用するデータのセキュリティ属性やデータ量が読みづらく試行錯誤が必要なAIモデル開発には、手元にある、GPUを搭載したオンプレミスのタワー型サーバが重宝されている。
AIの分野において、デル・テクノロジーズは、「Dell de AI “デル邂逅(であい)”プログラム」というプロジェクトも推進し、AIを活用したいと考えている企業とAIベンダーとのマッチングを推進している。AI導入に失敗しないよう、企業や現場に向き合って課題の解決方法をアドバイスしている。一例として製造業向けAIツールを提供するクロスコンパスのソフトウェアとPowerEdgeタワーサーバを組み合わせて提供。AI活用に悩む企業をしっかりサポートしていく取り組みも行っている。
そして、本年2023年1月。「シン・パワーエッジ」とプロモーションネームをつけて呼ぶ新世代のPowerEdgeサーバが発表された。その中で、2023年5月末から出荷開始されたタワーサーバの新モデル「PowerEdge T560」は、第4世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載し、また、現行モデルよりメモリ転送速度は最大1.5倍、I/Oの帯域幅も2倍に拡大している。データベースや仮想化などの汎用用途でその性能アップによる高速化を期待できるだけでなく、この性能向上は、大量のデータを処理し高度な計算能力を必要とするAI/MLなどの新しい分野でも、より高速に洞察を得てビジネスに生かすための助けとなるはずだ。
※この記事はITreviewで作成した原稿を編集したものです。
※2023年5月25日に「ITreview Grid Award 2023 Spring」に関する記述を追記しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連リンク
提供:デル・テクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2023年6月1日