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「値上げ? ならばベンダー変更だ」といった短絡的な判断は危険 ガートナー:80%超がソフトウェア/クラウド契約に何らかの不満を持つ
ガートナージャパンは、国内企業のソフトウェア/クラウド契約に関する調査結果を発表した。ソフトウェアやクラウドプラットフォームの契約について80%以上が何らかの不満を抱えていることが分かった。
ガートナージャパンは2023年6月28日、国内企業のソフトウェア/クラウド契約に関する調査結果を発表した。それによると、ソフトウェアやクラウドプラットフォームの契約について「特に不満がない」との回答は20%程度で、ほとんどの企業が何らかの不満を抱えていることが分かった。
「根拠の詳細な説明を求める」ことは、値上げの対抗策として有効
ガートナージャパンによると、最近国内企業からのソフトウェアやクラウドの契約交渉に関する問い合わせが増えているという。問い合わせの多くは契約に関する不満で、最も多いのは値上がり(ライセンス/サブスクリプション料金、サポート料金などの値上げ)で、約30%だった。
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