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データ漏えいの2割が内部脅威によるもの、“身内”のサイバー攻撃対策につながる5つの予防策とは? ESET:内部関係者が関与するセキュリティインシデントは2年間で44%増加
ESETは、テスラで起きたサイバー攻撃未遂事例を引き合いに出しながら、内部脅威によるサイバー攻撃から企業を守るための5つの予防策を公式ブログで解説した。
「テスラの従業員が男から『コンピュータネットワークにマルウェアを侵入させることができるなら100万ドルを提供する』という申し出を受けた。従業員は雇用主に報告し、FBIと協力する正しい行動をとったため、計画は失敗に終わった。2020年に起きたテスラの未遂事件は、従業員が組織の最大の資産であるだけでなく、最大のサイバー攻撃リスクでもあることを教えてくれる」
ESETは2023年7月16日(米国時間)、テスラで起きたサイバー攻撃未遂事例を引き合いに出しながら、内部脅威によるサイバー攻撃から企業を守るための5つの予防策を公式ブログで解説した。
攻撃対象が拡大するとともに内部脅威も拡大
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