ニュース
NCSCとNCA、ランサムウェア攻撃の経路、手口、ツールをまとめたサイバー犯罪エコシステムレポートを公開:「RaaS」の普及で、攻撃はより複雑に
ランサムウェア攻撃は大規模な犯罪組織によるものから複雑なサプライチェーンに依存する多様なビジネスモデルへと変化している。NCSCとNCAは、サイバー犯罪エコシステムについて調査した結果を発表した。
英国政府通信本部(GCHQ)傘下の英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は2023年9月11日(英国時間)、国家犯罪対策庁(NCA)と共同で『Ransomware, extortion and the cyber crime ecosystem(ランサムウェア、恐喝、サイバー犯罪エコシステム)』と題するホワイトペーパーを公開した。
ランサムウェアはどう進化してきたか
NCSCは、ランサムウェア攻撃について、2017年版の報告書を発表して以来、サイバー犯罪において最大規模になっていると述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 知らないと痛い目に遭う、「ランサムウェア」のトレンドや対処法を学ぼう
IT用語の基礎の基礎を、初学者や非エンジニアにも分かりやすく解説する本連載、第12回は「ランサムウェア」です。ITエンジニアの学習、エンジニアと協業する業務部門の仲間や経営層への解説にご活用ください。 - 無料で自社の「ランサムウェア対策レベル」を判定できるWebサービス ラックが提供開始
ラックは、無料で利用できるWebサービス「ランサムウェア対策簡易チェック」の提供を開始した。アンケート形式の質問に回答することで、ランサムウェア対策の充足度を確認できる。 - ランサムウェアは半年で約13倍に増加 フォーティネットが“2023年上半期の脅威”を振り返る
フォーティネットジャパンは、「フォーティネット グローバル脅威レポート 2023年上半期版」を発表した。「ランサムウェアを検知する組織の減少や、APTグループの活動のトレンドなどを観測した」としている。