連載
もうバージョンアップに振り回されない BASEがはまりかけた「しくじり」とその解決方法とは:「Google広告のAPIが利用できなくなるまで後2カ月」(2/2 ページ)
インフラ管理において重要だが、手間のかかる作業が、プログラミング言語やライブラリなどのバージョンアップ作業だ。しかし、後回しにしているとビジネスに直接影響する事件が発生するかもしれない。本稿は「Cloud Operator Days Tokyo 2023」のセミナーから、そんな“しくじり”を起こしかけた事例を、解決策とともに紹介する。
自ら運用、そして管理負荷は少なく
ライブラリ部分を別サーバに切り出せば影響範囲を絞れるため、バージョンアップがやりやすくなるし、Devチームだけで対応できるようになる。ただ、ライブラリ用のサーバを別途管理しなければならないため、運用面での懸念が残る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「リリース時にサービス一時停止」は過去の話――Argo Rolloutsによる今どきなノンストップ「デプロイ戦略」
Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する連載。今回は、「Argo Rollouts」の概要や、サポートする「デプロイ戦略」としてブルーグリーンデプロイ、カナリアリリース、プログレッシブデリバリーなどを紹介します。 - サポート終了、知らずに使い続けると危ないMicrosoft製品主要リスト(2022年/2023年版)
Microsoftが提供する製品やサービスには、サポート期間が設定されており、サポート期間中は更新プログラムなどの提供が行われる。しかし、サポート期間が終了すると、セキュリティ更新プログラムの提供が止まり、使い続けることが危険な状態となる。サポート期間は製品ごとに設定されており、若干分かりにくい。そこで、2022年にサポートが終了した主な製品、2023年にサポートが終了する主な製品を一覧表にした。 - データ容量20TB超のログ分析基盤構築プロジェクトに見る、クラウドネイティブ時代を生き抜く運用改革
@IT主催ライブ配信セミナー「運用管理の不安と焦燥にさようなら クラウドネイティブ時代を生き抜く運用改革」の基調講演「セキュリティのログから素早くビジネス価値を得るために、考え抜いたアーキテクチャとは?」で、リクルート セキュリティ戦略グループの日比野恒氏が登壇した。