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地球環境に配慮する「グリーンコーディング」とは? 6つのベストプラクティスと始め方:運用担当者だけでなく開発者も貢献するには
TechTagetは「地球環境に配慮するコーディング」に関する記事を公開した。ソフトウェア開発者は、地球環境に配慮するさまざまなコーディング手法を使うことで、サステナビリティ(持続可能性)の取り組みをサポートすることができるという。
Excelon Developmentのマット・ホイッサー氏は2023年11月23日(米国時間)、TechTagetで「地球環境に配慮するコーディング」に関する記事を公開した。
企業のサーバルームからクラウドサービスプロバイダーの基盤となる大規模サーバファームに至るまで、世界中のデータセンターでアプリケーションが運用されている。こうしたアプリケーションの演算処理は全て、メモリへの書き込みなどのアクティビティーに大量の電力を消費し、大量の熱を放出する。
データセンターの運用担当者は、物理ハードウェアレベルや施設レベルで地球環境への配慮に率先的に取り組むことができる。一方、開発者やテスト担当者は、「グリーンコーディング」(地球環境に配慮するコーディング)によって貢献できる。
本稿では、サステナビリティ(持続可能性)を念頭に置いたソフトウェアプログラミング、グリーンコーディング手法について確認する。持続可能なアプローチのさまざまなメリットを開発に生かすことで、チームを巻き込み、開発に変化を起こせるという。
地球環境に配慮するコーディング、6つのベストプラクティス
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