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「AIOpsのコンセプトに基づいたマネージドサービス」 CTCテクノロジーが提供開始:AIで監視アラートの状況を判断
CTCテクノロジーは、AIを活用したシステム運用のマネージドサービスを提供開始した。監視アラートをAIで分析し、システム障害時の一次対応を迅速化させる。
CTCテクノロジーは2024年1月31日、AI(人工知能)を活用したシステム運用のマネージドサービスを提供開始すると発表した。アラートからシステムの状況を判別し、「障害の切り分けから一次対応までを迅速化する」という。
影響の大きなアラートを的確に通知
CTCテクノロジーが提供するサービスは、AIを活用してシステム運用を自動化する「AIOps」のコンセプトに基づいているという。
AIで対応不要のアラートを集約し、サービスへの影響やパフォーマンスの低下につながるアラートは的確に通知することで重要度の高いインシデントを特定しやすくする。また、プログラムを設定すれば一次対応までを自動化でき「復旧のスピードを速めることができる」としている。インシデントの予兆を学習することで、システム障害の予測や防止にもつながり、同社はシステムの安定稼働が期待できるという。
アラートの判別には、PagerDutyのAIOpsソリューションを採用している。PagerDuty専用のモバイルアプリケーションで顧客と情報を共有することで、インシデント対応の方針や作業の決定などについて円滑にやりとりできるという。価格は月額25万円(税別)から。
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