ニュース
Google、次世代AIモデル「Gemini 1.5」を発表 「10万行のソースコードから修正を提案するデモ」も公開:最大100万コンテキストウィンドウに対応
Googleは、同社の大規模言語モデル「Gemini」の次世代モデルである「Gemini 1.5」を発表した。
Googleは2024年2月15日(米国時間)、同社の大規模言語モデル(LLM)「Gemini」の次世代モデルである「Gemini 1.5」を発表した。
Geminiは、テキスト/画像/音声/数値など複数の種類のデータ(モダリティ)を処理できるマルチモーダルAI(人工知能)モデル。Googleは、Gemini 1.5の初期テスト用モデルとして「Gemini 1.5 Pro」の提供を開始している。Gemini 1.5 Proは、12万8000トークンのコンテキストウィンドウを持つ中規模のマルチモーダルモデルだ。
一部の開発者と顧客は「Generative AI Studio」「Vertex AI」を通じて、最大100万トークンのコンテキストウィンドウを持つ限定プレビュー版のGemini 1.5 Proを試すこともできる。Gemini 1.5では、より少ないコンピューティングでも、Gemini 1.0 Ultraと同等の品質を確保していると、Googleは述べている。
Gemini 1.5の特徴は次の通り。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日本語版「Bard」でも「Gemini Pro」が利用可能に 要約、コーディング能力など向上
Googleは「Bard」日本語版で「Gemini Pro」が使用できるようになったことを発表した。また、Bardの英語版に画像生成機能を導入した。 - マルチモーダルAI(Multimodal AI)とは?
用語「マルチモーダルAI」について説明。テキスト/画像/音声/数値など複数の種類のモダリティー(データ種別)を一度に処理できる統合されたAIモデルを指す。 - 生成AIが促進する職場の民主化
生成AIの急速な普及を受けて、企業でナレッジとスキルの民主化が大きく進みそうだ。ITリーダーは、生成AIの民主化効果を活用し、成長機会を創出しなければならない。同時に、これに伴う重大なリスクを軽減する必要がある。